

高校生と親世代のキャッシュレス利用率ランキング
あなたの家庭ではキャッシュレス決済、どれくらい使っていますか?
現金派からデジタル派へのシフトが進む中、高校生とその親世代のキャッシュレス・QRコード決済の利用動向に大きな変化が。特に「家族間送金」や「楽天ポイント」「PayPay経済圏」など、親子間の新しいお金のやりとりやお得なポイント活用に注目です。
子育て世代のキャッシュレス活用法、見直してみませんか?
調査概要
調査期間(高校生):2025年7月18日〜7月23日
調査期間(親世代):2025年7月18日〜7月22日
調査対象:通信契約しているスマートフォンを所有する15歳〜18歳の高校生、および高校生の子を持つ30歳〜69歳の親
有効回答数:高校生 1,114人(予備調査)/300人(本調査)、親 1,681人
調査方法:インターネット調査
実施機関:MMD研究所
高校生の決済方法利用率ランキング

- 現金 … 92.1%
- QRコード決済 … 50.8%
- カード式非接触電子マネー … 17.8%
- スマホ式非接触電子マネー … 10.2%
- デビットカード … 4.4%

現金は依然として圧倒的な利用率を誇りますが、QRコード決済がすでに半数を超えています。特に都市部やアルバイト経験者では利用が進んでおり、地方でも普及が加速中です。若年層のデジタル決済定着は今後の市場拡大のカギになるでしょう。
親世代の決済方法利用率ランキング

- 現金 … 78.0%
- クレジットカード(サイン・暗証番号) … 68.2%
- QRコード決済 … 61.0%
- クレジットカードブランドのタッチ決済 … 36.8%
- カード式非接触電子マネー … 23.4%

現金利用率は高校生より低く、クレジットカードとQRコード決済の併用が一般的です。高還元率キャンペーンやポイント付与を重視する傾向が強まり、決済手段の多様化が家計管理の効率化にもつながっています。
高校生のQRコード決済・家族間送金経験率
- QRコード決済で送金経験あり … 34.7%
- そのうち家族間送金経験あり … 74.7%
高校生の約3人に1人が送金経験を持ち、その大半が家族間でのやり取りです。お小遣いや立て替え精算がスマホで完結することで、現金のやり取りが減少しています。日常的な金融リテラシー向上にも寄与している点が注目です。
親世代のQRコード決済・家族間送金経験率
- QRコード決済で送金経験あり … 51.0%
- そのうち家族間送金経験あり … 82.5%

親世代では半数以上が送金経験ありと回答し、特に家族間送金が主流です。送金スピードや手数料の低さが利用の後押しとなり、急な支払いにも柔軟に対応できる環境が整いつつあります。
親世代が意識している経済圏ランキング

- 楽天経済圏 … 36.8%
- PayPay経済圏 … 23.5%
- docomo経済圏 … 19.1%
- au経済圏 … 7.3%
- Vポイント経済圏 … 6.8%
楽天経済圏がトップで、PayPay・docomoがこれに続きます。日常利用サービスとポイント還元の一体化が選択理由として大きく、今後も特典競争が続くと予想されます。
トレンド考察
今回の調査から、高校生と親世代の両方でキャッシュレス化が急速に進んでいることがわかります。現金利用は依然高いものの、QRコード決済やタッチ決済の普及によりその割合は徐々に減少。家族間送金が日常化し、金融リテラシーの底上げにもつながっています。
親世代ではポイント活用と経済圏選びが家計戦略の一部となり、楽天を中心とする競争が激化。全体として、決済手段の多様化とデジタル化の加速が、家庭の経済活動のあり方を大きく変えつつあります。
まとめ

- 高校生キャッシュレス利用率62.1%、親は91.0%
- QRコード決済・タッチ決済の拡大傾向
- 家族間送金はデジタル化が加速
- 楽天・PayPay・dポイントが三大人気
- 楽天経済圏が親世代のトップ選択
キャッシュレスやポイント活用は、便利さだけでなく家計管理や金融教育にも直結します。ランキングと分析を参考に、自宅の決済スタイルや経済圏の選び方を見直すことが、より賢いお金の使い方につながります。
高校生と高校生の子を持つ親のキャッシュレスに関する実態調査
MMD研究所は、高校生と高校生の子どもを持つ親に「高校生と高校生の子を持つ親のキャッシュレスに関する実態調査」を実施いたしました。