

マイクロプラスチックはどこまで身近?
〜家の中から考える地球環境〜

「マイクロプラスチック」という言葉を聞いたことはありますか?
海や川の汚染で問題になっていますが、実は私たちの家の中にも身近にあることを知っていますか?みなさんが自由研究で調べると、新しい発見がきっとありますよ。
これまでの研究でわかっていること
マイクロプラスチックとは、5mm以下の小さなプラスチック片のことです。洗濯のときに衣類から出る合成繊維が下水を通って川や海に流れています。プラスチック製の歯磨き粉や化粧品に含まれるマイクロビーズもその原因のひとつなのです。海に流れたマイクロプラスチックは魚や貝が食べてしまい、食物連鎖で人間の体にも入る可能性があります。
このような研究結果から、世界中でマイクロプラスチックの削減が課題になっています。

課題
ただ、「どうやって減らすか」についてはまだ答えが出ていません。
- プラスチックを使わない生活は可能か?
- 洗濯のたびに繊維を出さない方法はあるのか?
- そもそも私たちは、どれくらい身近でプラスチックを使っているのか?
などの疑問に答えるには、家庭での生活習慣を見直すことが大切です。
解決に向けた取り組みの事例

ある日本のベンチャー企業では、「洗濯ネットでマイクロプラスチックをキャッチする」商品を開発しました。特殊な繊維でできたネットの中に洗濯物を入れると、出てくるマイクロプラスチックを90%以上捕まえることができるそうです。このような技術の発達やアイデアによって、家庭から出るプラスチックを減らす取り組みが始まっています。
みなさんならどうする?
みなさんも「マイクロプラスチック」について調べて、できることを考えてみましょう。お家の人と一緒に話し合いながら、家庭でできる小さな工夫を探してみましょう。

私は次のようなことを考えてみました。
・家の中でプラスチックを使っているものを数えてみる
・使い捨てのプラスチックを別の素材に変えられないか考えてみる
・洗濯ネットや水切りネットなど、エコなグッズを探してみる
みなさんの小さな一歩が地球の未来を守ることにつながります!ぜひお友達とも話してみましょう。