
【保護者向け】失敗しない高校選び!大学進学を見据えた「3つのチェックリスト」
このシリーズでは、大学受験や大学についてお伝えしていきます。一緒に学んでいきましょう。
今回のテーマは【保護者向け】失敗しない高校選び!大学進学を見据えた「3つのチェックリスト」です。
受験生累計1500名以上をサポートしてきました。また、今年も生徒より続々と嬉しい合格のご報告をいただいております。おめでとうございます!
皆さんもぜひ合格を一緒に勝ち取っていきましょう!
なぜ「高校受験」が大学受験の勝敗を決めるのか?
今日は、なぜ「高校受験」が大学受験の勝敗を決めるのか?というテーマでお話ししていきます。結論からお伝えしていくと「高校受験が終わったら終わり」ではないということです。
実際、大学受験の成功は、中学生の時点で選んだ高校と戦略で大半が決まってしまうという事実をご存じでしょうか?多くの家庭が目先の偏差値だけで高校を選び、入学後に「こんなはずではなかった」と後悔するケースを良く保護者様から伺います。

では、大学入試の最新トレンド(一般選抜・推薦・総合型)から逆算した、失敗しない高校選びの基準と、入学後にすぐやるべき戦略を解説していきます。
目標大学から逆算する「高校選び3つの基準」
ここでは、「一般選抜(学力試験)」を目指す場合と、「推薦・総合型選抜」を目指す場合、それぞれの高校選びのポイントを整理します。お子さまの性格や学習スタイルと照らし合わせながら、ぜひ参考にしてください。
一般選抜(学力試験)を狙う場合
- Check 1:進学実績の“質”を分析する
現役合格率や合格者の高校内での分布(特進クラス偏重でないか)を確認してください。
例えば国公立大学進学者数と学年人数で比率を出すことで、「○名に1人」国公立大学に進学していると数値により把握できます。また上位○名までに入れば可能性が高いなということが把握することもできます。
ここで気を付けておかないといけないことも述べておきます。浪人込みの数字に惑わされないことです。注意してくださいね。 - Check 2:先取り学習の深さと進み具合
仮に難関大学進学を希望しているとします。難関大志望者に必須の高2までのある程度の学習完了と、演習量を確保できるカリキュラムかを確認してください。
県内有数の進学校でも良くある話ですが、理系の化学・物理が高3の秋まで範囲が終わらないというケースも良く遭遇しています。つまり受験期の模試では、結果として出にくいことが分かってきます。情報収集が必要です。 - Check 3:競争環境と自主性
周囲に高いモチベーションを持つ仲間が多いかも大切な要素の一つです。切磋琢磨できる環境が、学力を飛躍させます。この環境を求めに行けるかも変わってきます。
推薦・総合型選抜(推薦/AO)を狙う場合の高校基準
- Check 1:評定平均(内申点)の取りやすさ
学校の定期テストの難易度と、絶対評価の運用状況をチェックしていきましょう。常に上位を取れる環境下を求めていくことが必要です。
競争が激しい特進クラスが、かえって評定を下げてしまうリスクもありますので気を付けてください。また、特進クラスに希望する際に、評定があったとしても推薦が出る・出ないという条件もあるそうですので、こちらも事前に学校の情報収集をしておくと良いでしょう。 - Check 2:探究・課外活動のサポート体制
探究学習が必修化されているか、その質は高いかを確認してください。まだまだ探究学習は取り入れられ始めた段階です。先生たちも試行錯誤で実施していることでしょう。その中でも実績を上げている学校も多くありますので、こちらも知っておくことが大事です。
また、大学との連携プログラム、ボランティア、資格取得をサポートする体制があるかも重要な点です。特に総合型選抜や学校推薦型選抜でアピールポイントになる項目です。これらのバックアップがあるかどうかでも変わってきます。具体的にどんなサポートを受けられるのかを把握しておきましょう。 - Check 3:指定校推薦枠の充実度
希望する大学・学部の指定校推薦枠がどれくらいあるのか、選抜基準は厳しいのかを確認しておきましょう。
どの大学でも、皆さん情報収集をしていきます。ただ、学部で○名と入ってから知るケースが多く、子供達が直前になり慌てている姿が現場で見受けられます。まだどの学部へ進学したいのかはっきりされていない方が大半だと思われますが、情報として持っておくだけでも変わってくると思います。
高校入学直後から始める「3年間の必勝戦略」
戦略1:【高1の最重要課題】評定4.5以上を目指す
定期テストは満点を目指すことから始まります。課題、提出物、授業態度が評点にどう影響するかを把握し、手を抜かないということです。
3年間で一番高い評定を出せる子が多いのも1年生の1学期なのです。どこで取らせるかも戦略の一つになります。総合型選抜を志望する場合は、塾・予備校へ行き、学習環境を確保することが大切になります。
多くの方は、中学卒業とともに一旦塾を辞めるケースが多いですが、後々のことを考えるとこの時期は外すことができないとも言えます。また、副教科も大事です。トータルで取れる学習計画と学習方法を見つける必要があります。
定期テストは満点を目指すことから始まります。 課題、提出物、授業態度が評点にどう影響するかを把握し、手を抜かないということです。3年間で一番高い評定を出せる子が多いのも1年生の1学期なのです。どこで取らせるかも戦略の一つになります。総合型選抜を志望する場合は、塾・予備校へ行き、学習環境を確保することが大切になります。多くの方は、中学卒業とともに一旦塾を辞めるケースが多いですが、後々のことを考えるとこの時期は外すことができないとも言えます。また、副教科も大事です。トータルで取れる学習計画と学習方法を見つける必要があります。
戦略2:【長期戦略】「大学で学ぶテーマ」を見つける探究活動

ボランティアや部活動も「志望理由書に繋がるテーマ」を意識して取り組むことが大事です。また、志望学部の教授の研究テーマやオープンキャンパスに積極的に参加し、志望理由を探す時間の確保も大事です。
では、オープンキャンパスはいつ行きますか?と伺うと皆さん考え込んでしまいます。アドバイスとしては、高1・高2の夏休みと覚えておいてください。早ければ早いほど良い結果をもたらしてくれることでしょう!
戦略3:【受験準備】高1から「英語・数学」を先取りする習慣
高2終了時点での目標は、共通テストの基礎が固まっている状態を目指すことをおすすめしています。特に共通テストの問題で、最難関校では、得点率70%〜75%が理想です。そこに向けて走れているとかなりベストの状態だと言えます。
そのためには、まず文系も理系も最初に語彙力の貯金です!難関大レベルの英単語帳を高1からコツコツ進めることが、全科目の時間確保に繋がります。
常に逆算で行きましょう。
まとめ
少しでも参考になりましたでしょうか?!お子様には、ぜひ第一志望校合格を勝ち取ってもらいたいですね。少しだけでも構いません。ぜひ、この記事を読んでいただいた保護者の皆さんには、ぜひ実践して高校選び、大学受験を見据えて動いていただけると幸いです。

お知らせ

24時間365日質問対応できる「SOKUTO!」のご紹介です。
受験生にとって、すぐに質問できるサービスがあります。
今なら「5日間」無料お試しが可能です。
「国公立二次対策で添削してほしい」「小論文対策をしてほしい」
「数学の質問を解決したい」「塾・予備校から帰宅後にもわからない問題を質問したい」
※体験・お申し込みの際は「JADEからのご紹介」と入力してください。
記事作成者

赤川 聡 (Satoshi Akagawa)
オンライン大学受験予備校 JADE
大学卒業後から現在に至るまで教育業界に従事し、中学受験、高校受験、大学受験部門にて指導。校舎長、新規事業部立ち上げおよび事業部長、執行役員などを経験。長年の指導経験に基づいた、生徒一人ひとりに合わせた指導力が強み。


