1. 特別なペンの開発
    コクヨは「しゅくだいやる気ペン」という特別なペンを開発。ふつうの鉛筆に取り付けて、アプリと一緒に使う。
  2. ペンの使い方とスマホアプリ
    このペンはアプリが「やる気パワー」を表示し、勉強する気持ちを高める。
  3. 実験の結果
    岐阜市立岐阜小学校での実験では、70%の子供たちが家での勉強を習慣にできた。これは、ペンを使う前に比べ44ポイントの増加。
  4. 家庭でのサポートの重要性
    調査結果では、保護者がアプリ上で「花マル」をつけることが子供たちのやる気につながり、ペンの効果を高めることがわかった。また、半年以上経過しても同ペンを利用し続けていた。

しゅくだいやる気ペンについて

問いかけ: 宿題をやる気になる特別なペンがあったら、宿題をするのが楽しくなると思う?

解答例: ※お子さまの回答がなんであれ、どんなときにやる気になるかを聞いてみましょう。


ペンの使い方とスマホアプリ

問いかけ:ペンは普通の鉛筆に付けて使うんだけど、どうやってやる気があるかわかると思う?

解答例: ※お子さまの回答が何であれ、思いついた仕組みをほめてあげましょう。これはお子さまの想像力を働かせる質問です。その後、年齢に応じて以下の仕組みを教えて挙げてください。
仕組み:本体には加速度センサーが内蔵されていて、子どもが宿題を始めると、文字や数字を書く動きを感知し、 動いた量が「やる気パワー」として蓄積される。えんぴつの動いた量に応じて内蔵のLEDの光る色が10段階変化し、やる気が見える化されるとのこと


実験の結果

問いかけ: このペンを岐阜県のある小学校で実験したら、何%くらいのこどもがやる気になったと答えたと思う?

解答例: 70%以上(10人に7人)がやる気になったんだって。あなたならやる気になりそう?


家庭でのサポートの重要性

問いかけ: 半年以上ペンを使い続けていたこどももいるんだって。どうしてだと思う?

解答例: ※お子さまの回答をまずほめてあげて、保護者がアプリで花マルを付けている子どもたちが使い続けていて、毎日同じ時間帯で勉強をしていたことを伝えてください。
そのうえで、「ほめられるとやる気になる?」とお子さま自身はどうなのかをきいてあげてください。

記事作成者

清水 裕矢

株式会社Progress CFO / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 代表理事

学習塾講師等を経て、2006年に外資系産業ガス企業で財務経理・人事総務責任者となる。以降複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス -クイズで学ぼう、お金と経済-」を発売。