物価高騰が家計を直撃している中、どのように貯金を増やしていますか?貯金アプリ「finbee」が実施した調査によると、20代から40代の世代で貯金が着実に増えており、特に20代の平均貯金額は月6万円以上という結果に。この物価高の時代に、どうすれば無理なく貯金を続けられるのか、家計負担や貯金手段の変化について見ていきましょう。

調査概要
調査期間:2024年10月2日~10月4日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:1,000名(全国、20~60代男女同数、各年代200名ずつ)
調査元:株式会社ネストエッグ

調査によると、2024年度において1000万円以上の貯金を持つ世帯が過去最高を記録しました。特に20代から40代の働き盛り世代で貯金が増えており、物価高騰や円安の影響を受けて貯金意欲がさらに高まっています。

  • 20代の平均貯金額は月6万3236円で、全世代の中で最も高い結果となりました。
  • 1000万円以上の貯金を持つ世帯は、30代以上で約2割に達しています。

「食費」の家計負担が2024年度は最も大きい項目となりました。調査では、60%以上が食費の増加を実感しており、特に30代から60代の間でこの影響が顕著です。

  • 2023年度時点で50%を超えていた食費の増加率が、2024年度にはさらに約10ポイント上昇しました。
  • 食料品の価格高騰が家計に直接影響を与えていることが浮き彫りとなっています。
ネストエッグ プレスリリースより
  1. 銀行の自動積立・定期預金
    最も多く選ばれており、堅実な貯金方法として人気です。
  2. 投資運用
    投資を通じて貯金を増やす手段が年々増加しています。
  3. 別口座移し替え
    資産管理のために複数口座を使う方法も一般的です。
  4. ポイ活(ポイント活動)
    キャッシュレス決済を活用したポイント還元での貯金が広がっています。
  5. 不用品の処分
    フリマアプリなどを使った不用品の販売が貯金手段として定着しています。
ネストエッグ プレスリリースより

趣味費:20代で唯一ランクイン。自分の興味や楽しみに積極的に投資する傾向。

投資:20代~40代で最も多い支出項目。30代、40代は月に約5万7000円を投資に充てている。

貯金:全年代で2位。特に20代が月平均6万3236円を貯金。

食費:50代~60代でトップの支出項目。全世代で増加傾向にあります。

光熱費:30代以上の家庭で支出が増えています。

  • 物価高騰による食費の負担が顕著に増加。
  • 20代の貯金額が全世代で最も高く、堅実な貯金意識が見られる。
  • 投資が若年層で増加し、特に30代40代で投資への支出が高い。
  • 家計管理に貯金アプリやキャッシュレス決済が普及し、効率的な家計管理を行う人が増加。

物価高の時代、どのように家計を守りつつ将来のために貯金をするか、あなたも自分に合った貯金手段を見つけて、計画的に貯金を始めてみませんか?

以下は本記事のもとになった株式会社ネストエッグのプレスリリースです。

貯金アプリfinbee(フィンビー)、物価高における貯金の実態調査を実施 | 株式会社ネストエッグのプレスリリース

株式会社ネストエッグのプレスリリース(2024年10月17日 13時00分)貯金アプリfinbee(フィンビー)、物価高における貯金の実態調査を実施