脳科学
かしこくなるBRAIN QUIZ #10 [たて・よこ・ななめ9マスの和]

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ワーキングメモリ
算数の文章題が解けない!?4ステップのつまずき箇所を明らかにして対策を①

算数の文章題が解けない!?
4ステップのつまずき箇所を明らかにして対策を

算数において「計算や九九は出来るが、文章問題が苦手」という子どもが見られます。実際テストの結果を見て、「計算問題は正答しているのに、文章問題だけができていない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

算数の文章問題はワーキングメモリのいろいろな機能を使って解くため、たった1ヶ所につまずくだけでも答えにたどり着けないからです。その原因がわからないままに対策をしても、なかなかできるようになりません。まずは、算数の文章題を解く間のプロセスを、ワーキングメモリの観点から見ていきましょう。

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ワーキングメモリ
読み取る力【つまづき】

こどもの読解力を育むにあたり、「つまずき」が気になる方も多いでしょう。
ここでは「つまずき」について、一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会理事の野瀬さんが解説をします。
読解の学習は文章を読んで理解する学習のことです。
ここでは「読む」と「読解」を分けて考えたいと思います。それは「読む」ことはできても、設問に解答したり、文章の意味を理解できないこどももいるからです。

読解学習をする場合、1文字ずつ文字を音に変えて、それをワーキングメモリに留めておき、同時に音声の組み合わせから「意味」を考える必要があります。

この「①文字→②音声→③意味」のプロセスの➀②がまさに「読む」で、音読(黙読)なのです。音読(黙読)が出来ないと、③意味を考えるなどの段階には進めません。

しかし、①②の音読(黙読)ができるからと言って、③ができるかはまた別の段階となります。

まず、「方針・指針・考え方 」の章で記していた「音読」から解説します。
学校の教科書などを音読させてみて、こどもがどこでつまずいているのかを見極め、それに応じた箇所から導くことが重要です。
文字が読めなければ読解はできませんが、他の人に読んでもらえば意味が分かるこどもがいます。
「読めない」場合、読解学習だけでなく、大人が先に見本を見せ、その後こどもに読ませるなど、かな文字や漢字など文字に対応する音を覚える読みの練習から始めましょう。単に対応する文字を暗記させるだけでなく、こどもが長期記憶している情報や知識、または絵や図などを活用すると良いでしょう。
「ひろい読み・読みが遅い」「読めるが意味がわからない」場合、
読めない文字はないが、字の読みに時間がかかると直ぐに意味を捉えることができなかったり、知っている語彙が少なくて、文字は読めても意味が分からず読解できなかったりということもあります。この場合、知っている語彙の量が少ないことが要因かもしれませんので、文章に出てきた語彙の意味を確認しながら読解学習を進めるようにするとよいでしょう。
複数の単語の意味を関連付け、まとまった1文として理解(記憶)できている場合や文章全体を理解できている場合、5W1Hなどを活用して文、文章全体の内容を確かめるとよいでしょう。

note「文章読解が苦手」な理由はワーキングメモリのタイプでわかる
<参考資料>
✐ワーキングメモリを生かす効果的な学習支援 湯澤正通・湯澤美紀・著
✐教室の中のワーキングメモリ 弱さのある子に配慮した支援 河村暁・著
✐ワーキングメモリに配慮した「読み」「書き」「計算」支援教材 湯澤正通・著
✐ワーキングメモリがぐんぐんのびるワークシート 湯澤正通・著

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プログラミング
Scratchプログラミング 穴埋め問題7

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金融リテラシー
子育て費用は過去最高の41,320円/月に!

子育て費用は過去最高の41,320円/月に!
ベア: 子育てにかかるお金が増えてるって聞きました。どうして増えてるんですか?
ブル: それは物価が上がってるからなんだよ。2024年の調査によると、子育てにかかるお金は月平均で4万1320円にもなるんだって。去年よりも1,187円も増えたんだよ。
ベア: え!どんなことにお金がかかるんですか?
ブル: 食費や光熱費、あと習い事や学用品なんかだね。特に、食べ物の値段や電気代が上がっているから、家庭の負担がどんどん大きくなってるんだ。
(ここにグラフを入れる)
ベア: なるほど…。子供が習い事をやめなきゃいけなくなる家庭もあるって聞きました。
ブル: そうそう。実際、物価が上がると習い事や体験活動を減らさなきゃいけない家庭も増えているんだ。調査では、全体の18%の家庭が進学にも影響が出るかもしれないって心配してるんだよ。
ベア: それってこどもたちの将来に大きく関わってきますよね。教育格差が広がっちゃいそうです。
ブル: 教育って将来のための大事な投資だからね。国も税金を使ってサポートをしてるんだよ。
ベア: 税金で教育を支えてるんですか?
ブル: たとえば、学校の先生たちのお給料を上げたり、学校の設備を良くするための費用に使われてるんだ。それに、大学や専門学校に行く人向けに奨学金の制度も充実させてるんだ。
ベア: それはありがたいですね。でも、なんでそんなに教育にお金をかけるんですか?
ブル: 教育は未来の投資だからだよ。今学んでいることが、将来の社会を支える力になるんだ。

ぴーちゃん: 物価高で子育て費用が上がっていますが、国や自治体もサポートしています。教育は未来への投資であり、子供たちが学べる環境を作ることが大人の責任ではないでしょうか。

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脳科学
かしこくなるBRAIN QUIZ #9 [たて・よこ・ななめ9マスの和]

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金融リテラシー
OECD加盟国ワースト3… 日本は教育費にお金を使わなすぎ?

OECD加盟国ワースト3... 日本は教育費にお金を使わなすぎ?

ベアちゃん: どうして日本はぼくたちの教育にもっとお金を使わないんですか?ほとんどが高齢者向けに使われていると聞いたんですが、それって不公平じゃないですか?

ブルさん:確かにそう感じるよね。実際、日本では高齢者向けの社会保障や医療にお金が多く使われていて、教育に使うお金が少ないんだよ。OECDのデータでも、日本は教育への投資が下から3番目なんだ。

ベアちゃん: それはびっくりです。どうしてお年寄りにそんなにお金を使うんですか?

ブルさん: 高齢化で、お年寄りが増えてるからだよ。だから社会保障費が増えて、全体の7割以上が高齢者向けになってるんだ。

ベアちゃん: でも高齢化しているスイスでは、日本の2倍も教育にお金を使ってるらしいですよ。

ブルさん: そうだね。少子高齢化は日本だけじゃなく、世界で起こっていることだよね。だから、理由は高齢化だけじゃないってことだ。

ベアちゃん: 日本はお年寄りにお金を使いすぎて、教育が後回しになっているんですね…。それに、大学にかかるお金も多いって聞きました。これはどうですか?

ブルさん: 日本の家庭は大学費用の半分くらいを負担してる。OECD平均は19%だから、日本の負担はすごく大きいよ。

ベアちゃん: 何にどれだけお金を使うか、は国もおうちも一緒の問題なんですね。

________________________________________
ピーちゃん:日本は高齢者への支出が多く、教育に使うお金が少ないという問題があります。他の国の例を見てみても、教育に投資することが未来の社会に貢献し、出生率の向上にもつながります。こどもたちがしっかりと学び、成長するための教育投資が必要ですよね。

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ワーキングメモリ
「どうしてノートが取れないの?」板書は、実は複雑な処理をしていた!③

記事提供:ワーキングメモリ教育推進協会

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ワーキングメモリ
ことば・語彙力【つまづき】

ことば・語彙の習得において「つまずき」が気になる方も多いでしょう。
ここでは「つまずき」について、一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会理事の野瀨さんが解説をします。
まず、こどもの学校の宿題をしている姿や日常生活の様子を思い浮かべてみてください。
• 音読のとき、何度読んでも文章の読み間違いが多く、読みがたどたどしい
• 言葉の言いまちがいが多い
• お話はスムーズにできるけど文字の読み書きができない
• しりとりなどのことば遊びが苦手
• 拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」)、促音(小さい「っ」「ッ」)などの特殊音を含む言葉の読み書きができない、伸ばす「ー」の場所が異なる

上記のような課題がなければ問題ないのですが、上記に該当する場合、言葉とかな文字の習得において重要な役割を果たす「ワーキングメモリ」と認知機能である「音韻認識*」の発達のいずれか、または両方の働きが遅れている可能性があります。
幼少期の「聞く・話す」と言った幼児期の「聞く・話す」は、耳から情報を入れることで直接言葉の数を増やし、ワーキングメモリと音の意識「音韻認識」の発達を促し、音と文字を一致させるなどといった就学後の「読み・書き」の基盤を作っています。
※「音韻認識」とは、言葉がどのような音でできているのかを認識し、それらの音を操作することです。

「ワーキングメモリ」「音韻認識」の2つの力の発達を促すことが、新しいことば・語彙の獲得、そしてその先の文章の読み、漢字の読みなどをスムースにしていくのです。

小学校入学後に文字の読み書きの学習が始まりますが、小学校入学以前は耳で音を聞いてことばを学びます。「音韻認識」が正しくできることが「つまずき」を防ぐ第一歩となります。そのうえで、言葉の意味を覚えて、自分で使えるようになることで、ことば・語彙の獲得がスムースになります。

こそだてまっぷGakken「語彙力」
note「特殊音の読み書きが苦手な子どものためのトレーニング」

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プログラミング
Scratchプログラミング 穴埋め問題6

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