

社会・経済検定は小学生から大人まで受検できる11レベルの試験です。
今回は7級のサンプル問題を通じて、楽しみながらお金と社会の基本を学びましょう。
7級[主な対象:中学生・高校生]は、会社の経営戦略や世界の出来事が日本経済に与える影響など、より実践的で幅広い社会・経済の知識を問います。
ニュースや時事問題を通じて、自分の意見を考えることにも役立ちます。
社会・経済検定7級サンプル問題
4択問題(株式市場と投資)
問題:
【太郎】お父さんがA社の株を買ったんだって。
【花子】株を持つと、具体的にどんなことができるの?
【太郎】( )
【花子】なるほど…でも、それって実際にどれくらい影響力があるのかな?
a. 株主総会で会社の重要な決定に参加できるけど、議決権の大きさは持っている株の数で変わるんだよ
b. 会社の経営に直接関わって毎日会議に出席できるんだよ
c. 株主は会社の利益を独占的に受け取る権利があるんだよ
d. 株を持っているだけで、会社の従業員と同じ待遇を受けられるんだよ
正解・解説
a. 株主総会で会社の重要な決定に参加できるけど、議決権の大きさは持っている株の数で変わるんだよ
株主は会社の一部を所有するオーナーの一人で、株主総会で経営方針などの重要事項に参加できます。
ただし、議決権の大きさは所有株数に比例し、全ての株主が同じ影響力を持つわけではありません。
経営に毎日関わるのは経営陣の役割であり、株主は間接的に関与します。
利益の独占や従業員待遇は株主の権利ではありません。

4択問題(モノの値段)
問題:夏になるとアイスクリームの値段が少し上がり、冬は安くなることがあります。
また、都市部と地方で同じ商品でも値段が違うこともあります。
このように価格が変わる主な理由はどれでしょう?
a. 需要と供給のバランスが季節や地域によって変わるから
b. 夏は冷房や電気代が高くなるので値段が上がるから
c. 都市部は人が多いから、どんな商品も高くなるから
d. 冬はアイスの材料が特別に安くなるから
正解・解説
a. 需要と供給のバランスが季節や地域によって変わるから
商品の価格は、買いたい人の数(需要)と売ることができる量(供給)のバランスで決まります。
夏はアイスの需要が増え、冬は減るため、値段が変わりやすいのです。
冷房代や材料費も影響しますが、主な理由は需要と供給の変化です。
都市部でも必ず高いとは限らず、さまざまな要因が価格に影響します。

おわりに
7級では、社会や経済のしくみを「自分ごと」として考える力が問われます。
サンプル問題を通じて、会社の経営や世界の動きが私たちの生活にどう関わっているのかを実感できたでしょうか?
これからもニュースや身近な出来事に目を向け、自分なりの意見や疑問を持つことが、社会を理解する第一歩です。
社会・経済検定のご紹介
社会・経済検定は、小学生から大人まで学び直しにも使える検定試験です。
- 級:エントリー級(はじめて)から1級(大学生・社会人向け)まで11段階
- 対象者:小学生高学年~中学生(低学年はエントリー級)~高校生~大学生・社会人
- 試験形式:級ごとに選択式や記述式、上位級は面接(オンライン二次試験)あり
- 時事問題:最新の社会・経済ニュースを題材に出題
- 学び直し:学校の学習指導要領対応。大人のリカレント教育にも最適
