

社会・経済検定は小学生から大人まで受検できる11レベルの試験です。
今回は7級のサンプル問題を通じて、楽しみながらお金と社会の基本を学びましょう。
7級[主な対象:中学生・高校生]は、会社の経営戦略や世界の出来事が日本経済に与える影響など、より実践的で幅広い社会・経済の知識を問います。
ニュースや時事問題を通じて、自分の意見を考えることにも役立ちます。
社会・経済検定7級サンプル問題
ニュース記事形式問題(ブランド戦略と信頼性)
問題:
【A】この企業、ずっと同じロゴを使ってるのすごいね。
【B】そうだね、ずっと変えないことで( 1 )をつくってる気がする。
【A】たしかに。お客さんも安心して( 2 )しやすくなるよね。
【B】それがブランド戦略なんだろうな。
a. (1)目新しさ (2)比較
b. (1)信頼感 (2)利用
c. (1)変化 (2)購入
d. (1)話題性 (2)宣伝
正解・解説
b. (1)信頼感 (2)利用
企業がロゴを長く変えずに使うのは、お客さんに「このブランドはずっと同じで安心できる」というイメージを持ってもらうためです。
これによって信頼感を築き、お客さんが商品やサービスを安心して利用しやすくなります。
ただし、信頼を維持するにはロゴだけでなく、サービスの質や対応なども一貫して管理することが重要です。

時事問題(商売の自由と公正さ)
問題:こんばんは、本日のニュースをお伝えします。
ファストフード店の子ども向けセットに付く人気おもちゃをめぐり、本来の利用目的を離れた( )行為が拡大し問題になっています。
『安く仕入れて高く売るのも商売の原理だ』という意見もあり、規制の在り方が問われています。
a. 貯蔵
b. 転売
c. 宣伝
d. 流通
正解・解説
b. 転売
転売は本来、安く仕入れて高く売る商売の基本とも言われます。
しかし、人気商品を大量に買い占めると問題視されることがあります。
必要な人が正規の価格で手に入れにくくなる課題もあります。
商売の自由と社会の公平さをどう保つかが問われています。

おわりに
7級では、社会や経済のしくみを「自分ごと」として考える力が問われます。
サンプル問題を通じて、会社の経営や世界の動きが私たちの生活にどう関わっているのかを実感できたでしょうか?
これからもニュースや身近な出来事に目を向け、自分なりの意見や疑問を持つことが、社会を理解する第一歩です。
社会・経済検定のご紹介
社会・経済検定は、小学生から大人まで学び直しにも使える検定試験です。
- 級:エントリー級(はじめて)から1級(大学生・社会人向け)まで11段階
- 対象者:小学生高学年~中学生(低学年はエントリー級)~高校生~大学生・社会人
- 試験形式:級ごとに選択式や記述式、上位級は面接(オンライン二次試験)あり
- 時事問題:最新の社会・経済ニュースを題材に出題
- 学び直し:学校の学習指導要領対応。大人のリカレント教育にも最適
