

社会・経済検定は、小学生から大人までが挑戦できる、経済を楽しく学ぶためのステップ式検定です。
9級[主な対象:小学校高学年〜中学生]では、「お金の使い方」「外国のお金」「商品の売られ方」など、日常に役立つ知識を学べます。
身近な生活の中にある“経済のヒミツ”を見つけながら、自分の考えを持つ力を育てていきましょう。
社会・経済検定9級サンプル問題
穴埋め問題(ポイントカード)
問題:
スーパーやドラッグストアでは、買い物をするとポイントがたまるカードがあります。
お客は「たまったポイントを使おう」と思い、またそのお店に行きたくなります。
これは( ① )を高め、結果として( ② )をのばすためのしくみです。
①と②の組み合わせとして最も適切なものを選びなさい。
a. ① お得な気持ち ② 売上
b. ① 店の知名度 ② 配送回数
c. ① 買い物をしたい気持ち ② 在庫量
d. ① 宣伝効果 ② 広告費
正解・解説
a. ① お得な気持ち ② 売上
ポイント制度は「お得だ」という気持ちを高め、再び来店してもらうことで売上をのばす仕組みです。
知名度や宣伝効果は別のマーケティング手法でも高められますが、ポイント制度の直接的な狙いではありません。
また、配送回数や在庫量が増えることはあっても、それ自体が制度の目的ではありません。

時事問題(金融制度)
問題:
1ドル=100円だったのが150円になると、「円安」と呼ばれます。
日本人が海外の商品を買うと、前より( ① )なります。
外国人にとっては、日本の商品が( ② )見えるようになります。
a. ① 手に入りやすく ② 高く
b. ① 高く感じられるように ② 安く
c. ① 安く ② 安く
d. ① 高く ② 高く
正解・解説
b. ① 高く感じられるように ② 安く
円安になると、【円の価値】が下がって、海外の商品を買うにはより多くの円が必要になります。
そのため、日本人にとっては海外の商品が高く感じられるのです。
逆に、外国人は少ないドルで日本の商品を買えるので、安く見えて買いやすくなります。

おわりに
9級は、身の回りの出来事から経済の視点を学ぶ、最初の入り口です。
難しい知識を詰めこむのではなく、「なぜそうなっているのか?」を考えることが大切です。
ここで学んだことは、将来ニュースを読み解いたり、自分で選択したりするときにきっと役立ちます。
「もっと知りたい」と思ったら、ぜひ次の級にもチャレンジしてみてください。
社会・経済検定のご紹介
社会・経済検定は、小学生から大人まで学び直しにも使える検定試験です。
- 級:10級(推奨:小学生・中学生)から1級(推奨:大学生・社会人)まで10段階
- 対象者:小学生中学年~中学生~高校生~大学生・社会人
- 試験形式:級ごとに選択式や記述式、3級以上は面接(オンライン二次試験)あり
- 時事問題:最新の社会・経済ニュースを題材に出題
- 学び直し:学校の学習指導要領にも対応し、大人のリカレント教育にも最適
