合格を掴む!総合型選抜で合格するための準備とは?

このシリーズでは、大学受験や大学選びについて役立つ情報をお伝えしていきます。ぜひ一緒に学んでいきましょう!

今回は、「合格を掴む!総合型選抜で合格するための準備とは?」です。これから総合型選抜を受けたいなぁと思ってる高校生必見です。合格するために必要な準備がありますのでお伝えしていきます。
総合型選抜って何?と思ってる方は、以下の記事で紹介していますので、まずはこちらをご覧ください。

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総合型選抜の準備【6つのポイント】

総合型選抜に合格するための準備は、大きく次の6つのポイントに分けられます。

  1. 自己分析と志望校の決定
  2. 志望理由書の作成
  3. 小論文や面接の準備
  4. 課外活動や実績の積み上げ
  5. 評定平均の向上
  6. 大学情報の収集とオープンキャンパスへの参加

以下、それぞれ詳しく解説していきます。

「自己分析の方法と志望校の決定ができずに悩んでいる高校生が多数いる?!」

1つ目は、「自己分析と志望校の決定」についてです。

自己分析の仕方に関しては、次回以降で詳しく書いていきます。
自己分析の方法がわからず悩んでいる高校生を多数見てきました。ここでは簡単にまずやって欲しい事をお伝えしておきます。自分の興味があるもの、また自分の強み、弱みをまずは書き出してみましょう。ここは手が止まりがちな部分ですが心配ありません。悩んだ時は、友人などと話しながらメモをとっていくとスムーズに行くのではないでしょうか。

次に、志望校の決定に関してです。
どの大学や学部が自分に合っているかを見極めることが大事になります。これがなかなか見つけられなく悩んでいるのが現状です。相談する相手がなかなか見つけられないとよく耳にします。簡単ではありますが、見極め方に関しては様々な方法があります。
大学ホームページを見る。大学パンフレットを見る。先輩の話を聞く。オープンキャンパスに行く。学校の先生の話を聞くなど。とにかく情報を集めることで自分の志望校を決めていきましょう。

【教え子の志望理由書1回目添削をした際、90%の生徒が、アドミッションポリシーを見落としていた!】

2つ目は、「志望理由書の作成」に関してです。

志望理由書は、大学が受験生の適性や志望動機を評価するため重要な書類になります。
大学のアドミッションポリシーを理解してるかどうか、それに基づいて、自分の経験や将来の目標が具体的に決まっているかどうかを書く必要があります。

そして、今まで指導してきた生徒の90%は、アドミッションポリシーを見落としていました。むしろアドミッションポリシーを知らない状態でした。理由としては、学校では誰も教えてくれていないからなのです。大学ホームページや入試要項、パンフレットなどに記載はありますので、一度今すぐ確認してみてください。

前回の記事で述べた通り、すぐには完成しません。悩んで、悩んで、悩んで、そして書き直して、書き直して、書き直して、ようやく完成していきます。つまり、時間がかかるので早めに取り組んで、一つ一つパーツを揃える必要があります。

「小論文や面接は、練習量=差となるスキル!早期からのスタートで追いつけない差へと変貌する!」

3つ目は、「小論文や面接の準備」が必要になります。

これも時間がかかります。小論文も構成や書き方の型がありますのでこちらも習得が必要になります。
小論文のテーマは、常に決まっているわけではありません。つまり、日ごろから様々なテーマを見つけ、自分の意見を持つことが大事になります。ここは、環境に差が出ます。日ごろからニュースを見て、自分の意見を持っている環境があればある程度書けるのではないでしょうか。
ただ反対に日ごろからニュースを見ていない場合、テーマの深掘りができていないため、表面上の内容で終わってしまう可能性が大きいです。まずできることとしては、1日1回で構わないのでテレビのニュースを見る、または新聞で記事を読むなどを5分でもいいので始めてみてください。

面接では、自己紹介や志望動機、スムーズに話せるような準備が必要になります。
志望書を一生懸命書くことだけに専念していると面接ではしゃべれません。こちらも何度も何度も練習が必要になります。緊張で言葉が出ないかもしれません。そんな際は、スマホの録音機能を上手に使って話す練習をまずしてみましょう。
志望動機がすらすら言えるまで何度も何度も繰り返して自分の言葉で話せるようにしていきましょう。

「課外活動や実績の積み上げで、自分だけの高校生活ストーリーを作って他と圧倒的な差ができる!」

4つ目は、「課外活動や実績の積み上げ」です。こちらも早めから情報収集しておくことが大事になります。

情報収集の仕方としては、大学のホームページの入試要項をご覧ください。総合型選抜では、課外活動で頑張っている方、ボランティア活動で頑張っている方いらっしゃると思います。こちらも評価対象になるケースがあります。また、部活動などで全国大会に出場や資格取得なども評価対象になります。高校3年間をかけてどんな実績を積むのかが大切です。

高校1年生から入試要項の見方がわかっている生徒は、情報収集ができ長期休みに何をしようかと考えることができます。
高3生になってからスタートしても実績の積み上げは、かなり難しいものになるのでは無いでしょうか?高1生・高2生で「情報収集と行動」の戦略が勝ちパターンになります。自分だけの高校生活のストーリーを組み立て、他と圧倒的な差ができる3年間にしてみてはいかがでしょうか?

「評定平均の向上は、早めに自分だけの型を見つけること!」

5つ目は、「評定平均の向上」に関してです。
出願時に提出する調査書の評定が合否に影響するため、定期テストや提出物など、学校の授業に対して真剣に取り組むことが大事になってきます。高校は、中学とは違い、1回大きな穴を作ってしまうとこちらを埋めるのに時間がかかってしまいます。

むしろ克服できなければ、苦手意識に繋がる可能性も大きいです。学習習慣の付け方、暗記の仕方、理解の仕方、スケジュールの立て方など様々な課題があります。早めに自分だけの型を見つけていきましょう。

【志望大学にどうしても行きたい理由は、オープンキャンパスへの参加の仕方で手に入れる!】

6つ目は、「大学情報の収集とオープンキャンパスへの参加」に関してです。
今までの生徒を見ていますとまず大学情報をホームページで検索し、興味がある分野を模索する流れが一般的です。その後オープンキャンパスへ参加するという流れがありました。
人気の国公立大学の場合、オープンキャンパスは夏しかなく、抽選と言う場合もございます。オープンキャンパスを参加される場合は、できるだけ夏までに志望大学を決定しておきましょう。

私の生徒には、高校1年生時は、自分が最も行きたい大学に行って大学のイメージをつけてくるよう伝えています。理由としては、大学への憧れを作るためです。
高校2年生時は、2番手3番手の志望校を見てくるように伝えます。理由としては、視野を広く持たせ、比較対象とさせるためです。
そして最後に高校3年時は、もう一度第一志望校の大学へ行ってくるよう指示しております。理由としては、この大学にどうしても行きたい理由を探してきてもらうためです。これも戦略の1つです。3年生からでは遅いのです。高校3年間で作り上げるストーリーです。

まとめ

ぜひ、早くから戦略を立て、計画的に進めることで、総合型選抜における合格の可能性を高めることができます。
合格を掴む生徒は、他の生徒よりも行動が早いことも挙げられます。1日でも早い行動をお勧めします。行動を開始し始めると必要なスキルや知識がわかってきます。早速ですが、この記事を読み終わった後にすぐ動いてみましょう。

記事作成者

赤川 聡 (Satoshi Akagawa)

オンライン大学受験予備校 JADE

大学卒業後から現在に至るまで教育業界に従事し、中学受験、高校受験、大学受験部門にて指導。校舎長、新規事業部立ち上げおよび事業部長、執行役員などを経験。長年の指導経験に基づいた、生徒一人ひとりに合わせた指導力が強み。