2. 賢い選び方:各アイテムのポイントを押さえよう
必需品リストが確認できたら、次は各アイテムの賢い選び方を知ることが大切です。ここでは、主要なアイテムごとに選ぶ際のポイントをご紹介します。適切な選び方を知ることで、こどもにとって使いやすく、長く愛用できるアイテムを選ぶことができるでしょう。
2-1. 通園バッグ・ランドセルの選び方
通園バッグやランドセルは、毎日使用する重要なアイテムです。以下のポイントを押さえて選びましょう:
- サイズ:こどもの体格に合ったものを選ぶ
- 重さ:軽すぎず重すぎないものを選ぶ
- 耐久性:長期間使用できる丈夫な素材を選ぶ
- デザイン:こどもの好みを尊重しつつ、飽きのこないデザインを選ぶ
- 機能性:収納力や背負いやすさを確認する
特にランドセルは6年間使用するものなので、成長を考慮して少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。また、軽量化が進んでいるので、重さにも注目しましょう。最近のランドセルは、従来の革製だけでなく、軽量で丈夫な合成皮革製のものも人気です。素材による特徴をよく理解した上で、こどもと相談しながら選びましょう。
背中への負担を軽減するためのクッション性や、雨や汚れに強い撥水加工など、機能面でも進化が見られます。こどもの体格や通学環境に合わせて、最適な機能を持つランドセルを選ぶことが大切です。通園バッグの場合は、こどもが自分で開閉できるか、必要な物が全て入るかなどを確認しましょう。
また、肩への負担を軽減するための工夫(幅広のストラップなど)があるものも良いでしょう。色やデザインについては、こどもの好みを尊重しつつ、長く使えるシンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。特に小学生の場合、6年間使用することを考えると、飽きのこないデザインを選ぶことが重要です。
2-2. 文房具セットの選び方
文房具セットは学習の基本となるアイテムです。以下のポイントを考慮して選びましょう:
- 鉛筆:握りやすさと芯の硬さを確認する
- 消しゴム:消しやすく、手が汚れにくいものを選ぶ
- 定規:見やすい目盛りと、割れにくい素材のものを選ぶ
- 筆箱:収納力があり、開閉しやすいものを選ぶ
文房具は日々使用するものなので、こどもが使いやすいと感じるものを選ぶことが大切です。可能であれば、実際に手に取って確認してみるのがいいでしょう。鉛筆は、こどもの手の大きさに合った太さのものを選びましょう。また、初めのうちは柔らかめの芯(2B〜4B)を選ぶと、書きやすいでしょう。消しゴムは、消しカスが出にくく、手が汚れにくいものを選びましょう。最近では、消しカスがまとまるタイプのものもあり、机の上を清潔に保つのに役立ちます。定規は、プラスチック製のものが軽くて使いやすいですが、割れやすい面もあります。
耐久性を重視するなら、金属製や木製のものも検討してみましょう。また、目盛りの見やすさも重要なポイントです。筆箱は、必要な文房具が全て収納でき、かつ取り出しやすいものを選びましょう。最近では、立てて使えるタイプや、分類して収納できるタイプなど、機能的な筆箱も多く販売されています。
2-3. 服装関連アイテムの選び方
制服や体操服、上履きなどの服装関連アイテムは、以下のポイントを押さえて選びましょう:
- サイズ:少し大きめを選び、成長に対応する
- 素材:洗濯のしやすさと耐久性を確認する
- 着脱のしやすさ:こどもが一人で着脱できるデザインを選ぶ
- 季節対応:四季を通じて使用できるものを選ぶ
特に幼稚園・保育園児の場合、自分で着替えられるようになることも大切な成長の過程です。ボタンの大きさや、ゴムの伸縮性などにも注目しましょう。制服や体操服は、学校指定のものがある場合が多いですが、サイズ選びには注意が必要です。成長期のこどもの場合、少し大きめのサイズを選ぶことで、長く使用できる可能性があります。
ただし、あまり大きすぎると動きづらくなるので、適度なサイズ感を心がけましょう。上履きは、足の成長を考慮して、つま先に少し余裕があるサイズを選びましょう。
また、履きやすさと脱ぎやすさも重要なポイントです。マジックテープタイプは、こども自身で着脱しやすいので、特に低学年のお子さんにおすすめです。
2-4. 給食・お弁当関連アイテムの選び方
お弁当箱や水筒などの給食・お弁当関連アイテムは、以下のポイントを考慮して選びましょう:
- サイズ:こどもの食事量に合ったものを選ぶ
- 素材:安全性と耐久性を確認する
- 洗いやすさ:毎日の手入れが簡単なものを選ぶ
- 保温・保冷機能:季節に応じた機能があるものを選ぶ
特に水筒は、漏れにくく、こどもが自分で開閉できるものを選ぶことが大切です。また、お弁当箱は食洗機対応のものを選ぶと、毎日の手入れが楽になります。お弁当箱のサイズは、こどもの年齢や食事量に合わせて選びましょう。小さすぎると必要な栄養が摂れず、大きすぎると食べ残しが多くなる可能性があります。
一般的に、幼稚園児なら300〜400ml、小学生なら450〜550ml程度が適量とされています。素材については、プラスチック製、ステンレス製、アルミニウム製など様々なものがありますが、それぞれ特徴があります。プラスチック製は軽量で割れにくいですが、匂いがつきやすい面があります。ステンレス製は保温性に優れていますが、重さが気になる場合もあります。
こどもの年齢や使用環境に合わせて選びましょう。
2-5. その他のアイテムの選び方
防災頭巾や絵の具セット、習字道具など、その他のアイテムについても、以下のような一般的なポイントを押さえましょう:
- 使いやすさ:こどもが扱いやすいものを選ぶ
- 収納のしやすさ:かさばらず、整理しやすいものを選ぶ
- 耐久性:長期間使用できる質の良いものを選ぶ
- 安全性:素材や形状が安全なものを選ぶ
これらのアイテムは、頻繁に使用するものもあれば、緊急時や特別な授業でのみ使用するものもあります。用途に応じて、適切な選択をすることが大切です。
例えば、防災頭巾は、被るだけでなく座布団としても使用できるタイプのものが便利です。また、絵の具セットは、収納ケースの使いやすさや、パレットの配置なども確認しましょう。習字道具は、初心者用のセットを選ぶと、必要なものが揃っていて便利です。
入園・入学準備の各アイテムを賢く選ぶことで、こどもの新生活をより快適にサポートすることができます。次の章では、これらのアイテムを効率的に購入するための予算管理とお得な買い物のコツについてご紹介します。