3. 予算管理とお得な買い物のコツ
入園・入学準備には、予想以上に費用がかかることがあります。ここでは、予算を上手に管理し、お得に買い物をするためのコツをご紹介します。
3-1. 予算の立て方
まずは、全体の予算を立てることから始めましょう。以下のステップを参考にしてください:
- 必需品リストを確認し、各アイテムの概算価格を調べる
- 必須アイテムと追加で欲しいアイテムを分ける
- 総額を計算し、家計の状況と照らし合わせる
- 必要に応じて、優先順位をつけて調整する
予算を立てる際は、ランドセルなどの高額アイテムを中心に考え、そこから他のアイテムの予算を割り振っていくのがおすすめです。また、予備費として総額の10%程度を確保しておくと安心です。
入園・入学準備の総額は、幼稚園・保育園の場合で5〜10万円程度、小学校の場合で10〜20万円程度が一般的です。ただし、これはあくまで目安であり、個人の選択や地域によって大きく異なる場合があります。高額アイテムの例としては、以下のようなものがあります:
- ランドセル:3〜8万円程度
- 制服一式:3〜5万円程度
- 通園バッグ:5,000円〜2万円程度
これらの高額アイテムの予算を決めたら、残りの予算を文房具や服装関連アイテムなどに割り振っていきます。
3-2. セール時期を狙う
入園・入学準備アイテムには、セール時期があります。以下の時期を狙うとお得に購入できる可能性が高まります:
- 夏休み前後:7月下旬〜8月
- 年末年始:12月下旬〜1月上旬
- 入学・入園直前:2月下旬〜3月
特に、ランドセルや制服などの高額アイテムは、早めに準備を始めてセール時期を狙うことで、大きな節約につながります。ただし、こどもの成長を考慮して、あまり早すぎる購入は避けましょう。
例えば、ランドセルの場合、前年の夏頃から展示会やセールが始まることが多いです。この時期に購入すると、早期割引や限定モデルなどのお得な特典が付くこともあります。制服や体操服などの服装関連アイテムは、入学・入園の前年の冬頃から販売が始まることが多いです。この時期に購入すると、サイズや在庫の選択肢が豊富です。文房具や日用品などの比較的安価なアイテムは、入学・入園直前のセールで購入するのもおすすめです。この時期は、新入学セールとして多くの店舗でお得な価格設定がされています。
3-3. ポイント還元を活用する
クレジットカードやポイントカードの還元率が高い店舗を利用することで、実質的な割引を受けられます。以下のポイントに注目しましょう:
- 還元率の高いクレジットカードを使用する
- ポイント還元率の高い店舗やオンラインショップを利用する
- キャッシュレス決済の還元キャンペーンを活用する
ポイント還元を上手に活用することで、数%から最大20%程度の実質的な割引が期待できます。ただし、ポイント還元を理由に必要以上の買い物をしないよう注意しましょう。
例えば、大手百貨店やショッピングモールのポイントカードを作成し、そこで集中的に買い物をすることで、高いポイント還元率を得られることがあります。また、オンラインショップでは、定期的にポイント還元率が上がるキャンペーンを実施していることがあるので、そのタイミングを狙って購入するのも効果的です。
3-4. まとめ買いのメリット
同じカテゴリーのアイテムをまとめて購入することで、以下のようなメリットがあります:
- 量販店やオンラインショップのセット割引が適用される
- 送料が節約できる(オンラインショップの場合)
- 買い物の時間と手間が省ける
特に、文房具セットや衣類のセットなどは、まとめ買いでお得になることが多いです。ただし、使用頻度の低いものまでセットに含まれていないか、よく確認しましょう。
例えば、文房具の場合、必要なアイテムが全て揃った「新入学セット」などを購入すると、個別に買うよりも安くなることがあります。また、体操服や上履きなども、上下セットや予備を含めたセットを購入することで、割引が適用されることがあります。
3-5. 中古品や譲り受けの活用
すべてを新品で揃える必要はありません。以下のようなアイテムは、中古品や譲り受けを検討してもよいでしょう:
- 教科書やドリル
- 絵本や参考書
- 体操服や制服(兄弟姉妹がいる場合)
- 習字道具や絵の具セット
ただし、衛生面や安全面に問題がないか、事前によく確認することが大切です。また、園や学校の規則で新品が求められているアイテムもあるので、注意が必要です。中古品や譲り受けを活用する際は、以下の点に注意しましょう:
- 使用状態をよく確認し、必要に応じてクリーニングや修繕を行う
- 名前の消し方や書き換え方を確認する
- 園や学校の規則に反していないか確認する
特に、兄弟姉妹がいる場合は、上の子のお下がりを活用することで大きな節約になります。ただし、こどもの気持ちにも配慮し、特に思い入れの強いアイテム(ランドセルなど)は新品を選ぶなど、バランスを取ることが大切です。
3-6. 比較購入のすすめ
同じアイテムでも、店舗やブランドによって価格が大きく異なることがあります。以下のポイントを押さえて、比較購入を心がけましょう:
- 複数の店舗やオンラインショップで価格を比較する
- 口コミや評価を参考にして、品質と価格のバランスを見る
- 実店舗とオンラインショップの両方をチェックする
比較購入を行う際は、単に価格だけでなく、品質やアフターサービスなども含めて総合的に判断することが大切です。特に、長期間使用するアイテム(ランドセルなど)は、多少価格が高くても品質の良いものを選ぶことで、結果的に経済的になることもあります。
また、実店舗とオンラインショップでは、それぞれメリット・デメリットがあります。実店舗では実際に商品を見て触れることができますが、在庫や種類が限られる場合があります。一方、オンラインショップでは幅広い選択肢から選べますが、実物を確認できないというデメリットがあります。
両方をうまく活用して、最適な購入方法を選びましょう。