お米の代わりに食べるモノランキング

お米が高くなってから9か月くらいですが、値下がりの様子はなかなか感じられません。家庭の食卓にもその影響が出ており、お米を控える家庭が増えてきているといいます。
では、お米の代わりにみなさんは何を食べているのでしょうか?
お米離れの背景と、実際に増えているメニューを紹介。子どもと一緒に食卓の変化について話してみませんか?

お米メニューが減少、その影響は?

2024年8月のデータによると、米5kgの価格は前年比で1.3倍に上昇。2025年3月には家庭内のお米メニューの出現頻度も95.8%まで低下しました。
調査では、6割近い世帯でご飯メニューが前年より減っており、特に3割の世帯では1割以上も減少。家計の工夫が求められる中、各家庭の食卓に変化が起きています。

株式会社ライフスケープマーケティング プレスリリースより
出典:株式会社ライフスケープマーケティング「食MAP®」

増えているのは「麺類」や「ヨーグルト」!?

ご飯の代わりに何が増えたのかを見ると、パンや麺類がわずかに増加した一方で、意外なことに「ヨーグルト」など洋風メニューの登場も増加。特に朝食や昼食では、ご飯や味噌汁などの和食が減少し、サンドイッチやシリアル、スープなどが増える傾向に。メニュー全体が「和」から「洋」へシフトしている様子が伺えます。

株式会社ライフスケープマーケティング プレスリリースより
出典:株式会社ライフスケープマーケティング「食MAP®」

ご飯の工夫も増えている

お米を完全にやめるのではなく、炊飯時に「もち麦」「大麦」「燕麦」などを混ぜる家庭も増加中。これは「かさ増し」や「食物繊維摂取」の健康意識が影響していると見られ、物価高対策と健康志向の両立がキーワードになっています。

トレンド分析:お米離れの先にある家庭の食の変化

お米の価格上昇は、単に主食の置き換えにとどまらず、家庭の食事スタイルそのものを変えつつあります。朝食を中心に「洋食化」が進み、手軽さや栄養バランスを重視する傾向が強まっています。子育て家庭にとっては、食の選択が健康と家計のバランスを取る重要なカギになってきているのかもしれません。

  • お米の価格高騰で6割の家庭がお米メニューを減らした
  • 麺類やパンの登場が増えたが、特に朝食では洋食化が顕著
  • 意外にもヨーグルトの出現率が増加
  • お米の「かさ増し」に麦類を混ぜる工夫も広がっている
  • 食卓全体が「和」から「洋」へと変化している傾向あり

ご家庭の食卓はどのように変化していますか? 高くなったお米にご家庭ではどう対応しているか、お子さんと話してみませんか。家計や健康のバランスを考えながら、どんな食事が理想かを一緒に考えることが、新しい「家庭の食育」になるかもしれません。

以下は本記事のもとになった株式会社ライフスケープマーケティングプレスリリースです。

株式会社ライフスケープマーケティングのプレスリリース(2025年5月9日 16時53分)お米の代わりに何を食べますか?~お米を減らした世帯で増加した意外なメニューとは~