#4 小さなルーシーの大きな夢(SDGs 04:質の高い教育をみんなに)

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むかしむかし、なかよし村に、ルーシーという小さな女の子がいました。

ルーシーは朝日を浴びながら、毎日うれしそうに学校へ通っていました。

でも、彼女の大切なともだちのティミーは、近くに学校がなくて行けません。

ティミーは本を読みたくても読めず、窓の外からルーシーの帰りを待つ日々でした。

ルーシーはある日、心をぎゅっと握りしめて決意しました。

「なんとかして、みんなが学べる場所を作ろう!」

彼女は村の大人たちに話しかけました。

「こども全員が学んで遊べる学校を建てましょう!」

最初は驚いた大人たちも、ルーシーのまっすぐな瞳に心を動かされました。

みんなの力を合わせて、木の香りのするカラフルな学校が建ちました。

窓からは光があふれ、教室には笑い声が響きます。

ティミーも、絵を描いたり歌を歌ったりしながら、夢中で学びました。

ルーシーの小さな夢は、村じゅうの大きな幸せになりました。

彼女は知りました。愛と協力があれば、誰もが学ぶ喜びを手にできることを。

その日から、村の空には未来への希望がきらきらと輝いていたのです。