家族で始める防災対策|備蓄リスト&おすすめグッズ

近年は地震や台風など大きな災害がいつ起きてもおかしくありません。特に8月下旬から9月は台風が多い季節です。家族やこどもの安全を守るために「防災グッズの見直し」や「備蓄術」を確認しておくことが大切です。

最低限必要な防災グッズから最新のおすすめ用品、効率的な備蓄術、見落としやすいポイントをご紹介。家庭ごとに無理なく取り入れられる工夫を実践し、「もしも」に備えましょう。

災害時に必要となる基本グッズを家族で確認し、リュックなどにまとめておきましょう。

  • 飲料水(1人1日3リットルを最低3日分)
  • 無洗米やレトルト食品・おやつ(長期保存できるもの)
  • 携帯トイレ、ウエットティッシュ
  • 懐中電灯、予備電池、モバイルバッテリー
  • 救急セット、常備薬、マスク、防塵シート
  • 軍手、タオル、使い捨てカイロ(夏冬兼用)

こどものアレルギーや体調、家族構成に合わせた追加準備も必要です。ペットがいる家庭は専用用品を忘れないようにしましょう。
防災グッズは家族の状況に合わせてカスタマイズし、定期的に見直すことが大切です。

備蓄は単に買い置きするだけでは不十分です。実際に役立つよう、次の点を意識しましょう。

  • 賞味期限・消費期限を管理し、定期的に入れ替え
  • 普段使いできる食品や日用品を「ローリングストック法」で備蓄
  • こども用ミルクやおむつ、アレルギー対応食品を忘れずに準備
  • 懐中電灯やモバイルバッテリーは動作確認を定期的に実施

「ローリングストック法」とは、普段の食品や日用品を少し多めに買い、日常で使いながら使った分を補充していく備蓄方法です。古いものから使って新しいものを補充することで、常に新鮮な備蓄を保てるのがポイントです。
ローリングストック法を取り入れれば、日常生活の延長で無理なく備蓄ができ、いざという時にも慣れた物を安心して使えます。

用意したグッズも、使い方を知らなければ役に立ちません。家族全員で意識を高める習慣を作りましょう。

  • 年に1回は防災グッズの点検や使い方練習を実施
  • 防災マップや避難所の場所を確認し、集合場所を話し合う
  • こども向け防災体験キットや絵本で学びを取り入れる
  • SNSやアプリで台風・地震速報をチェック
  • 家庭独自の「防災ルール」やチェックリストを作成

日常の声かけや体験学習で、家族全員が安心して行動できる準備を整えましょう。

おわりに

自然災害は予測が難しいからこそ、日頃からの備えが命を守ります。基本グッズを揃え、こどもの年齢や家族のライフスタイルに合わせた調整を行うことが重要です。定期的な見直しとローリングストックを続ければ、いざという時にも落ち着いて行動できます。
今日からできる小さな工夫を積み重ね、家族みんなが安心して暮らせる環境を整えましょう。