日本の都道府県を巡る旅12 福島県

皆さんが勉強する「社会科」は世の中で起こっていること、歴史、地理など、普段の生活に結び付くとても楽しい教科です。

今日は、福島県から3か所をご紹介します。

  • 鶴ヶ城
  • 磐梯山ばんだいさん
  • アクアマリンふくしま

最初に、鶴ヶ城です。

会津若松市にある鶴ヶ城は、1384年(いまから640年前)に葦名直盛が築いた東黒川館を起源とし、1593年(いまから431年前)に蒲生氏郷が東日本で初の本格的な天守閣を建てて「鶴ヶ城」と命名しました。
1868年(いまから156年前)の戊辰戦争では新政府軍の一か月に及ぶ猛攻に耐え、難攻不落の名城として知られるようになりました。
1874年までに天守閣をはじめとするすべての建物が取り壊されましたが、昭和40年(1965年、いまから59年前)に天守閣が再建され、平成に入り茶室や隅櫓も復元されました。

北国・雪国ならではの低温や積雪に耐えられるように、保科正之の命により赤瓦が会津で開発されました。現在、この赤瓦を用いた天守閣を見ることができるのは、国内ではここ鶴ヶ城だけです。

鶴ヶ城

次に紹介するのは、磐梯山ばんだいさんです。

北塩原村は美しい自然に囲まれ、そのほとんどが磐梯朝日国立公園に含まれる国内屈指の高原リゾート地です。その中心を成しているのが、宝の山「磐梯山」と「裏磐梯」です。

1888年(明治21年)磐梯山頂北側、小磐梯を含む部分が水蒸気爆発によって山体崩壊を起こしました。岩なだれが川をせき止め、数百もの湖沼がこの時に形成されます。桧原湖、秋元湖、小野川湖をはじめ、それらに挟まれるように位置する数十の湖沼群が「五色沼」です。

磐梯山

最後に、いわき市のアクアマリンふくしまです。

海の生き物が約800種もいる水族館で、色とりどりの魚たちを見ることができます。特に、地元の海に住む生き物たちの展示は、福島県の海の豊かさを感じさせてくれます。公式キャラクターの権兵衛ごんべえも人気があります。

アクアマリンふくしま

これらの場所を紙の地図やインターネットで見つけてみるのも良いでしょう。いつか実際に訪れてみるのもおすすめします。

それでは、次回もお楽しみに!