日本の都道府県を巡る旅18 長崎県
皆さんが勉強する「社会科」は世の中で起こっていること、歴史、地理など、普段の生活に結び付くとても楽しい教科です。
今日は、長崎県から3か所をご紹介します。
- グラバー園
- 平和公園
- 軍艦島(端島)
まずは、長崎市にあるグラバー園です。
グラバー園は、明治時代の洋館が立ち並ぶ美しい庭園で、長崎の港が一望できる場所にあります。
冒険商人トーマス・グラバーをはじめ居留地時代から残る外国人の住宅と長崎市内に点在していた洋館が集まるこの地では、幕末から明治の長崎の歴史を感じることができます。
次に紹介するのは平和公園です。
長崎市は、過去に原子爆弾が落とされた町で、平和公園はその記憶を伝えるために作られました。長崎市民の平和への願いを象徴する平和祈念像(高さ:9.7m 重さ:30t)は神の愛と仏の慈悲を象徴し、天を指した右手は“原爆の脅威”を、水平に伸ばした左手は“平和”を、軽く閉じた瞼は“原爆犠牲者の冥福を祈る”という想いを込められています。
毎年8月9日の原爆の日を「ながさき平和の日」と定め、この像の前で平和祈念式典がとり行なわれ、全世界に向けた平和宣言がなされます。
最後に、軍艦島(端島)です。
長崎港から船で約40分のところに位置する端島。小さな海底炭坑の島は、岩礁の周りを埋め立てて造られた人工の島です。岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。世界文化遺産として正式登録されています。
これらの場所を紙の地図やインターネットで見つけてみるのも良いでしょう。いつか実際に訪れてみるのもおすすめします。
それでは、次回もお楽しみに!