
学習障害(LD)や発達障害(ADHD・ASD)など、外からは見えにくい困難を抱えた子どもたちが増えています。保護者様や先生方など「子どもの学習」に関わる方自身が「気づく力」を持ち、その子に最適な支援方法やサポート方法を工夫することが大切です。
この特集記事は、一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会のご協力のもと、『未来の先生へ』(湯澤正通:広島大学大学院教授、野瀨まなみ:一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会理事 共著)から引用してお届けします。


特徴:
- 文字を書くのに時間を要する
- 文字が逆さま、鏡文字、文字を飛ばしたり、順番を間違える
- 文字の並びや行の間隔がうまく調整できず、文字が重なったり、行がずれたりする など
支援・サポート例:
文字を書く場所を工夫
ノートやプリントに「大きなマス目」や「ガイドライン」をつけ、文字を整えて書く練習をする。
書きやすくすることで、形を整える手助けになる。
タイピングで文字を入力したり、手書き以外の方法で表現する
手書きが難しい場合、タブレットやコンピューター(キーボード)入力を活用する。
図やイラスト使って、視覚的な表現も取り入れていく。
音声入力の活用
書く代わりに音声入力ソフトを使って言葉を文字に変換することで、書字の負担が軽減する。
続いて、算数障害の特徴と支援・サポートをご紹介します。


特徴:
- 数処理や数の概念が理解しづらい
(数字の意味、順番、数の大小関係、計算に困難を感じる) - 計算の手順やルールを覚えづらい
(基本的な計算手順を覚えることが難しい) - 推論することが難しい
(算数の文章題や図を見て、「どうやって解けばいいか」を考えるのが苦手) など
支援・サポート例:
具体物(おはじき、ブロック、数直線、図など)を使って学ぶ
目で見て触れるものを使って理解を促す。
視覚的に整理をする
表や図、色分けなどを使って、情報を整理して見やすくする。
文章題も図にすると理解しやすくなる。
手順をひとつずつ確認
「何をどうするか」を順番にわかりやすく示す。
言葉だけでなく、絵やチェックリストを使うのも効果的。
次回以降の本特集記事では、「発達障害の基礎知識」を解説します。




