朝のニュースやスマホの画面に出てくる「天気予報」。
「今日の午後は雨です」と言われると、傘を持って行くかどうかを考えますよね。

でもふと疑問に思いませんか?
どうして、まだ起こっていない未来の天気がわかるのでしょうか?
今回は、そんな「天気予報のひみつ」にせまってみましょう!

天気を予想するためには、今の空のようすをくわしく知ることが大切です。そのために、日本や世界ではつぎのような方法でデータを集めています。

地上にある「気象観測所」で、気温・風・湿度をチェック
飛行機や気球で、高い空のようすを調査
人工衛星レーダーで、上空の雲の動きや雨の様子をリアルタイムで観測

つまり、空のあちこちをたくさんの目で見て、数字にしています。これが「観測」とよばれる作業です。

集めたデータは、スーパーコンピューターというとても頭のいい計算マシンに送られます。そこでは、「大気の動き」や「雲の発生」のしくみをもとにした気象モデルを使って、未来の天気を計算していきます。このしくみは、将棋で使われるAIに似ています。

「今こうなっているなら、次はこうなるだろう」と、何通りものパターンを一気に計算して、一番起こりそうな未来を選ぶのです。

それでもハズレるのはどうして?

「天気予報ってたまにハズレるよね…」という声もあります。それは、自然が100%思いどおりには動かないからです。特に日本は山や海が多く、急に雨雲ができたり、風向きが変わったりしやすいのです。それでも今の予報の正確さは昔にくらべてぐんと上がっていて、たとえば「明日の天気」の正確さは約85%以上といわれています。毎日たくさんの人が少しでも正しく予測できるように努力しています。

天気予報は日本だけでは成り立たないことを知っていますか?雲や風は、国境をこえてやってきます。例えば、日本に雨をふらせる雲の多くは、中国や韓国の方向から流れてきます。ですから、世界中の国が協力して、気象データを共有しあっているのです。宇宙からの情報や、地球全体の動きを考えることで、私たちは未来の空のようすを知ることができるのです。

天気予報をしてみましょう

もし「あなたが気象予報士だったら」、どんな工夫をして予報を当てますか?
AIを使う、ドローンを使って雲の中を調べる、など様々なアイデアが出そうですね。

さて、みなさんは「気象予報士」を知っていますか?気象予報士となるためには、一般財団法人気象業務支援センターが実施する気象予報士試験に合格し、気象庁長官の登録を受けることが必要です。気象予報士試験の合格率は約5%という難関ですが、この試験に合格した最年少記録はなんと11歳11か月です。

みなさんも「天気の専門家」になり、自分で空を見て予想を立ててみるのも面白いでしょう。空を見上げて、「今日の雲、明日どうなるかな?」と考えるだけでも小さな科学者の一歩になりますよ!