
【総合型選抜・学校推薦型選抜】自己分析編
このシリーズでは、大学受験や大学についてお伝えしていきます。一緒に学んでいきましょう。
今回のテーマは「【総合型選抜・学校推薦型選抜】自己分析編「アピールする実績がない…」と焦るキミへ。普通の高校生活を「最強の武器(グリット)」に変える3ステップ」です。
これまで受験生累計1,500名以上をサポートしてきました。また、今年も生徒から続々と嬉しい合格のご報告をいただいております。おめでとうございます。 今年の結果としては、私立大学の総合型選抜合格率100%、指定校推薦合格率100%でした。皆さんも、ぜひ合格を一緒に勝ち取っていきましょう。
前回のおさらいと、今回のテーマ
前回は、数値では表しにくい「非認知能力」についてお伝えしました。今回も、受験でさらに大きな武器になる内容ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
前回の内容はこちらです。
〔※前回の内容を見てから、今回の記事を読むと理解しやすくなります〕
「すごい実績がない…」と焦っていませんか?
最近、受験学年になって、周りから「受験」という言葉を聞く機会が増えていませんか。また、総合型選抜や学校推薦型選抜の準備を始めると、友達や合格体験記を見て、こんな風に焦ってしまうことはないでしょうか。

全国大会出場とか、生徒会長とか、そんなすごい実績、自分には何もない…

志望理由書に書けるようなエピソードがない。どうしよう…
でも、ここでまずお伝えしたいことがあります。
全国大会に出場したり、起業したりするような高校生は、全体のほんの数パーセントです。大学の面接官も、全員が“スーパー高校生”だとは最初から思っていません。ですから、安心してください。
大学側が本当に見たいのは、華やかな「結果」そのものではありません。
普通の日常の中で、あなたがどう壁にぶつかり、どう乗り越えてきたかという「粘り強さ(グリット)」です。
今回は、あなたが「普通だ」と思っている日常を、大学が評価したくなる強力なアピールポイントに変える考え方をお伝えします。
なぜ大学は「すごい実績」より「グリット」を見るのか?
グリット(GRIT)とは、困難にぶつかっても諦めず、情熱を持ってやり抜く力のことです。
大学がこの力を重視するのには、はっきりした理由があります。
それは、大学での学びや研究には、最初から用意された正解がないからです。
実験が何十回も失敗したり、何百ページもある専門書を読んでも答えが見つからなかったりすることは、大学では珍しくありません。そんなときに、「もうムリだ」と投げ出してしまう学生を、大学はもっとも避けたいと考えています。
だからこそ、大学は「天才的なセンス」よりも、地味で面倒なことでも逃げずに考え続けられる力=粘り強さを持っている学生を求めているのです。
実際に、面接指導や志望理由書の添削を通して多くの学生を見ていると、この「非認知能力の差」がはっきり表れることがあります。たとえば、調べることや表現を工夫することを、すぐに諦めてしまうケースも見受けられます。そうした場合、私はすぐに答えを教えるのではなく、まずは本人に考えさせるようにしています。
GRITは受験だけでなく、これからの人生を生きていくうえでも必要不可欠な力です。だからこそ、受験を通してその大切さを伝えています。
「特別な経験」はいらない。日常の中にGRITはある
「GRIT=粘り強さ」を証明するために、ドラマのような大きな挫折体験は必要ありません。
大切なのは、高校生活のリアルな日常に目を向けることです。特に、「継続できたこと」を思い出してみてください。

- 部活の例
ずっと補欠だったけれど、誰よりも早く体育館に行って準備をし、相手チームの動画分析を裏方として3年間やり通した。 - 行事の例
文化祭の準備でクラスが揉めたとき、目立つリーダーではなかったけれど、愚痴を聞きながら意見をまとめる「調整役」を最後まで投げ出さなかった。 - 日常の例
満員電車で片道1時間の通学。スマホでゲームをしたくなる気持ちをこらえて、毎日必ず英単語アプリを15分だけ続けた。
これらは一見すると「当たり前」のことに見えるかもしれません。
しかし実は、どれも立派な「粘り強さ」の証明です。
大切なのは、これを「ただ頑張りました」で終わらせないことです。
言葉にして整理し、解像度を上げることが、合格への大きなカギになります。
【実践編】経験を「粘り強さ」に変える3つのステップ
ここまでは考え方をお伝えしてきました。ここからは実践編です。
何度も見返せるようにして、何度も書き直しながら、よりよい内容へアップデートしていきましょう。
スマホのメモ帳を開いて、次の3つの質問に答えてみてください。
この3つが、そのまま自己PRの骨組みになります。
ステップ1 一番「しんどかった瞬間(壁)」を思い出す
ただ「部活を頑張った」と書くだけでは弱いです。
「何が」「どのように」きつかったのかを、できるだけリアルに書きましょう。
問い
その活動で、「もう辞めたい」「面倒くさい」と一番思ったのはどんな時でしたか?
例
「レギュラーになれないと分かった高2の秋。後輩にも抜かれ、毎日の地味な基礎練習が本当に苦痛でした」
ステップ2 「気合」ではなく「頭を使った工夫」を書く
ここが一番大事なポイントです。
「気合で乗り切りました」はNGです。どのように頭を使い、どんな作戦を立てて、その状況を乗り越えたのかを書きましょう。
問い
そのしんどい状況を、どんな「工夫」で乗り越えましたか?
例
「ただ練習するだけではモチベーションが続かないので、『チームの戦術分析データを作る』という自分だけの役割を作りました。毎週ノートにまとめて監督に提出することを自分の目標にすることで、練習に行く意味を見出しました」
ステップ3 その力を「大学での学び」につなげる
最後に、その粘り強さが大学に入ったあと、どのように活きるのかを考えます。
問い
その「諦めない力」は、志望する学部のどんな場面で活かせますか?
例
「この経験で身につけた『状況を分析し、自分なりの役割を見つけてやり抜く力』は、貴学の〇〇ゼミでのフィールドワークにおいて、地域の方々から根気強くヒアリングを行い、解決策を模索する過程で必ず活かせると考えています」
まとめ
ぜひ何度も読んで、イメージを膨らませながら書いてみてください。
「しんどい壁にぶつかる → 頭を使って工夫する → 最後までやり抜く → 大学の学びに活かす」
この型に当てはめることで、あなたの高校生活は強いアピールに変わります。
最初の一歩がとても大切です。この記事を読んだら、ぜひすぐに実践してみてください。
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記事作成者

赤川 聡 (Satoshi Akagawa)
オンライン大学受験予備校 JADE
大学卒業後から現在に至るまで教育業界に従事し、中学受験、高校受験、大学受験部門にて指導。校舎長、新規事業部立ち上げおよび事業部長、執行役員などを経験。長年の指導経験に基づいた、生徒一人ひとりに合わせた指導力が強み。



