
#11 私たちの幸せな緑の町(SDGs 11:住み続けられるまちづくりを)
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むかしむかし、小鳥の声が聞こえ、やさしい風が吹く小さな町がありました。
朝は「おはよう」、夕方は「おかえり」が自然に交わされる、あたたかな町です。
こどもたちは外で遊ぶのが大好きで、走ったり、歌ったり、笑ったりしながら毎日を過ごしていました。
でもある日、こどもたちは思いました。
「もっと安心して遊べる場所があったらいいな」
「緑がいっぱいの、ずっと住みたい町だったらいいよね」
その小さな気づきが、物語のはじまりでした。

こどもたちの声は、大人たちの心にも届きました。
「それなら、みんなで町をよくしよう」
そう言って、町の人たちは年齢に関係なく集まり、手をつなぎました。
公園、海辺、砂浜。
落ちているごみをひとつずつ拾いながら、町を見つめ直します。
「前よりきれいになったね」
少しずつ、町の空気が変わっていきました。

次にみんなは、花や木を植えました。
小さな苗をそっと土に入れると、まるで未来の種をまいているようでした。
背の高い木は、夏に木かげをつくってくれます。
花は、町に色と香りを運んでくれます。
同時に、町では「ものを大切にする」ことも広がっていきました。
分けて集めること、むだにしないこと、節約すること。
毎日の小さな行動が、町を元気にしていったのです。

季節がめぐり、町はすっかり変わりました。
緑は増え、空は澄み、笑顔は前よりもずっと多くなりました。
でも、いちばん大きく変わったのは、町の人たちの気持ちです。
「この町は、みんなで守っている」
そう思える場所になりました。
こどもたちは知りました。
ひとりではできないことも、力を合わせればできること。
今を大切にすることが、未来につながること。
こうして町は、
だれもが安心して、ずっと住み続けられる
幸せな緑の町になったのです。



