こども経済メディア キッズノミクス で紹介したニュース記事から、毎週1週間でアクセスが多かったり、世間で話題となったニュース記事を紹介します。
ぜひお子様と一緒に読んで、会話のきっかけや「どう感じるか?どう考えるか?」を聞いてみてください。

※日付は投稿日

神戸市「公立中学校の部活動は地域クラブへ移行します」

神戸市は、全国初の試みとして2026年までにすべての公立中学校の部活動を地域クラブに移行する計画を発表しました。これにより、少子化や教師の負担軽減に対応し、生徒が多様な活動を自由に選べる仕組みが実現します。新制度“KOBE☆KATSU”では、地域の専門コーチが指導を行い、質の高い活動を提供することを目指します。
他地域でも同様の動きが進んでおり、これが教育やスポーツの未来をどのように変えるのか注目されています。

三菱UFJ銀行貸金庫事件:銀行への信頼が揺らぐその犯行手口

三菱UFJ銀行の貸金庫事件では、元行員の女性が60人以上の顧客から10億円以上を盗むという衝撃的な内容が明らかになりました。この事件により、銀行の管理体制やセキュリティに対する不安が高まっています。一部では、他の銀行でも同様の問題が潜んでいるのではないかという懸念も広がっています。銀行は再発防止策として鍵管理体制の強化や全支店の点検を進めていますが、信頼回復には時間がかかりそうです。
この事件は、銀行に限らず「信頼」がいかに重要かを考える良い機会でもあります。保護者として、お子さんに、友だちや家族、学校など、日常生活での信頼の役割について話し合ってみてはいかがでしょうか?例えば、「約束を守ること」や「正直でいること」の大切さを例に挙げて、信頼が築かれる仕組みを一緒に考える時間を持つのも良いかもしれません。

※日付は投稿日

正月は休む時代へ!百貨店の事情
もう年末になりますね。近年、多くの百貨店が正月に休業するようになった背景には、働く人手不足と消費者の買い物スタイルの変化があります。従業員の働きやすさを考えた取り組みや、オンラインショッピングの普及がその主な理由です。また、福袋の人気が低下し、特別な正月セールに頼らなくても売り上げが確保できる時代になりました。
一方で、外国人観光客による高級品の消費が百貨店を支えています。過去の賑やかな初売り文化から大きく変わり、令和では多様な消費ニーズに応じた営業形態が見られます。家族で昔と今の正月の買い物の違いを話し合うきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

バナナ1本 9億円!値段と価値の関係
イタリアのアーティストが作った『Comedian』という作品が、壁に貼り付けたバナナにもかかわらず約9億6000万円で落札されました。この作品は、アートの本質や社会の消費文化を問いかける深いメッセージを持っています。NFTや暗号資産のようにデジタル技術と関連付けられる特徴もあり、新しいアートの可能性を示しています。また、希少性や話題性が価格を押し上げる理由となりました。このような事例を通じて、物の価値がどのように決まるのかを考えるきっかけとなるのではないでしょうか。
お子さんと一緒に「モノの値段と価値」を話し合う良い機会になるかもしれません。

オークションサイト サザビーズより

教育情報メディア ACTIVE! と こども経済メディア キッズノミクス 共同企画として、大学の先生インタビューを掲載しています。こちらもぜひ御覧ください。
それぞれの大学の経済学部でどんな学びがあるのか、先生の経済に対する考え方などを通じて「経済」をもっと身近に感じていただければと存じます。

立命館アジア太平洋大学 国際経営学部

梁 晸宇ヤン ジョンウ 先生

摂南大学 経済学部長

柳川 隆 先生

【無料オンラインイベント】8/25(日)「第3回 クイズで学ぶ!お金と社会のつながり」
詳しくはこちらまで。

記事作成者

清水 裕矢

株式会社Progress CFO / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 代表理事

学習塾講師等を経て、2006年に外資系産業ガス企業で財務経理・人事総務責任者となる。以降複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。社会・経済探究・金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス -クイズで学ぼう、お金と経済-」を発売。