二次試験で1教科受験できる大学(九州地方国公立大学・理系)

このシリーズでは、大学受験や大学について詳しくお伝えしていきます。
さて今回のテーマは「九州地方の国公立大学で二次試験1教科受験できる大学特集(理系)」を一緒に見ていきましょう!

高3生・浪人生は、ここからより志望校に向けて照準を合わせて行く時期になります。そのため、早めにAプラン(第1志望校)、Bプラン(第2志望校)、Cプラン(第3志望校)と組立てが必要となります。毎年進路指導を行っていると、共通テストが終わってから探し出す人がいますが、これでは、準備不足です。今から組立てを始めていきましょう!

今回は、【九州地方】国公立大学で二次試験1教科受験できる大学特集(理系)をピックアップしておきます。受験生は、あくまでも目安ですので共通テスト後に行われる共通テスト分析を経て、各大学のウェブサイトにて最終確認をしてください。

高2・高1のみなさんは、下記の表を見て様々な角度から分析をしてみてください。国公立大学の二次試験の問題を見て、問題形式を早めに「知る」ことです。それにより、時間の使い方が変わってきます。また共通テストの配点と二次の配点も早めに把握することをお勧めしておきます。まずこの事情を知らないとどこに力点をおいて勉強するかが変わってきます。

次回は、「【四国地方】国公立大学で二次試験1教科受験できる大学特集(文系)」をご紹介します。

※Cラインとは、合格率50%=ボーダーラインです。

共通テスト得点率
Cライン
大学名学部学科日程二次
60.10 %長崎県立大学情報システム情報システム前期数学
55.70 %長崎県立大学情報システム情報システム前期数学
58.70 %宮崎大学地域資源創成地域資源創成前期総合問題・調査書
受験に必要な科目

このような二次試験で1教科受験が可能な大学では、主に「数学」や「総合問題」といった教科が出題されることが一般的です。共通テストでの得点率が高くても、二次試験の得点が大きく影響するため、志望校の配点を事前に確認し、二次試験対策に注力することが重要です。

どんな人に向いているか

1教科のみの受験が可能な場合、特定の科目が得意な人にとって非常に有利です。特に数学に自信がある受験生や、他の教科に比べて数学の点数をより伸ばしやすいと考える人におすすめです。また、限られた時間の中で効率的に勉強できる計画性を持っている人にも向いています。

勉強以外に必要なこと

1教科受験といえども、試験本番で実力を発揮するためには体調管理精神的な安定も大切です。また、共通テスト後に焦らないためにも、事前に試験会場の下見試験当日のシミュレーションを行うことが推奨されます。

さいごに

1教科受験が可能な大学は、戦略的に学習できる理系の受験生にとって大きなチャンスです。自分の得意分野に注力し、早めに対策を始めることで、より高い合格率を目指しましょう。

次回は、四国地方の国公立大学で二次試験1教科受験が可能な大学を特集しますので、お楽しみに!

記事作成者

赤川 聡 (Satoshi Akagawa)

オンライン大学受験予備校 JADE

大学卒業後から現在に至るまで教育業界に従事し、中学受験、高校受験、大学受験部門にて指導。校舎長、新規事業部立ち上げおよび事業部長、執行役員などを経験。長年の指導経験に基づいた、生徒一人ひとりに合わせた指導力が強み。