【総合型選抜・学校推薦型選抜】合格を掴む!志望理由書の書き方

このシリーズでは、大学受験についてや大学についてお伝えしていきます。一緒に学んでいきましょう。

「受験生の悩みは、志望理由書を自分の思うように書けないこと!」

今回取り上げる志望理由書は、大学受験の入試方式の一つである総合型選抜・学校推薦型選抜において非常に大切な書類になります。
ただ、入試願書提出直前に書かないといけないというケースを多々見てきました。また高校生の皆さんは書く機会が少ないため、自分の思うように書けないのが悩みのようです。

「志望校合格者の志望理由書には”型”がある!」

自分の中で納得できる志望理由書を書くためにはコツがあります。このコツを使って、型にはめる所からスタートしてみましょう。

実は、数々の私の卒業生達がこの方法で合格を勝ち取っています。卒業生たちは、見事第一志望校である名古屋大学医学部、名古屋大学、東北大学、名古屋工業大学、早稲田大学、慶応義塾大学、名古屋市立大学(薬・経済・看護)など難関国公立及び難関私立へ進学してていきました。

「合格者の全員が、最初から志望理由書を書くことが出来たわけではない!」

ではこの卒業生の子たちが共通してどんな方法で受験を乗り越えたのかをお話ししていきます。

ここに合格された卒業生の全員が、まず「志望理由書は何を書いたらいいですか?」と聞きに来ていました。最初から皆さんが書くことが出来たわけではありませんでした。実はヒアリングしていくと、学校側からの指導は何もなく、まずは書いて提出する指示のみのケースがほとんどでした。困り果てた生徒たちが私のもとに来たという流れです。

志望理由書の書き方や構成なども指導されておらず、書き方は全く分かっていなかった状態でした。

「志望理由書はこれで差をつける!4つのポイント」

 世の中にはたくさんの参考書等で志望理由書の書き方などありますが、その通りにやっているだけでは、他との差がつきません。また、面接官の方は1日に何枚もの志望理由書を見て判断をしていきます。つまり、他人と同じ”型”では他と大差をつけることができないということです。
では志望理由書の書き方についてお伝えしていきます。ポイントは4つです。

  1. 「将来の理想像について」
  2. 「大学で身に付けたい力」
  3. 「そのために高校でどのようなことに力を入れてきたのか」
  4. 「その大学でしか学べないことについて」です。

この4点が大事なポイントになります。

「スマホの音声入力で文字起こしを行い、まずは100文字作ってみよう!」

指定用紙だと大体400字程度もしくはA4 1枚を記入する場合をよく目にしました。その場合400字で計算した場合、各項目100字ずつを分配していくのが良いでしょう。
ただし、すぐに100字は、書けないという事態に陥ることでしょう。書くことに慣れていないとすぐに思考もペンも止まってしまいます。

そこで、おススメは、スマホのメモに音声入力で文字起こしをすることです。まずは、表現を気にせず喋ってみようからスタートです。気が付けばあっという間に100字達成しています。そのあと手直しをしていきましょう。

「合格を勝ち取る!志望理由書の差は、添削回数の差!」

さて、ここで400字程度書けたとします。その場合、必ず添削していただける人を探しましょう。
1回だけではなく納得できるまで推敲を重ねる必要があります。これを経て志望理由書の完成となります。添削では、回数が重要です。時間の許す限り添削の回数を増やしていきましょう。
表現力、構成力、語彙力などを添削により更に磨きをかけ、自信を持って提出できる志望理由書を作りましょう。

「高1・高2生は、将来の理想像を考えるとことからスタートしよう!」

高校1年生、高校2年生の方は、まずは将来の理想像について考えてみましょう。自分自身と向き合う時間がある程度必要となります。
気になることや興味のあることから調べてみましょう!

記事作成者

赤川 聡 (Satoshi Akagawa)

オンライン大学受験予備校 JADE

大学卒業後から現在に至るまで教育業界に従事し、中学受験、高校受験、大学受験部門にて指導。校舎長、新規事業部立ち上げおよび事業部長、執行役員などを経験。長年の指導経験に基づいた、生徒一人ひとりに合わせた指導力が強み。