1. 日本のGDPランキング変動
    2023年、日本のGDPは世界で4位になり、ドイツに抜かれた。これは、円安の進行とドル換算の影響で、GDPはドイツよりもGDPが少なくなったことも理由である。
  2. 経済の動き
    日本のGDPは、前の四半期に比べて少し減少した。これは2四半期連続のマイナス成長を意味していて、経済にとってあまり良くない兆候である。
  3. 円安の影響
    円安が進んだことで、日本のGDPはドル換算で減少した。一方でドイツはエネルギー価格の高騰により、GDPが名目上増加した。
  4. 国内の消費と投資
    物価の高止まりにより、日本では個人消費が減少し、設備投資や住宅投資も少し下がった。これは国内経済の活動が鈍化していることを示す。

日本のGDPランキング変動

問いかけ: 国の経済力をあらわす国内総生産(GDP)、日本は世界で何位だと思う?

回答例: 今までは3位だったけど、ドイツに抜かれて4位になったんだ。約55年前は2位だったんだよ。


経済の動き

問いかけ:この半年くらい、日本のGDPは連続して下がっているんだ。なぜだと思う?

回答例: モノの値段が上がっていて、みんながお金をあまりつかわないのが続いているからなんだ。お金は使われないと経済は成長しないんだよ。


円安の影響

問いかけ: 円安って言葉、聞いたことある?これがどうして日本のGDPに影響するのかな?

回答例: 円安って、外国のお金と比べて、円の価値が下がることだよ。だから外国とモノを買ったり売ったりする時、外国からは日本のものが安くなるけど、日本が外国から買う時は高くつくんだ。実は日本のGDPは円で表すと「591兆4,820億円」と過去最高だったけど、円の価値が下がった円安だから、ドルに計算すると少なくなってしまったんだよ。


国内の消費と投資

問いかけ:物価が高くなると、お買い物をする時にどうなるかな?

回答: 物が高くなるから、必要なもの以外はなるべく買わないようになるかもしれないね。お金を貯めておくことも大切になってくるよ。


記事作成者

清水 裕矢

株式会社Progress CFO / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 代表理事

学習塾講師等を経て、2006年に外資系産業ガス企業で財務経理・人事総務責任者となる。以降複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス -クイズで学ぼう、お金と経済-」を発売。