1. 日本のこどもの数が減少
    日本の15歳未満のこどもの数は過去最少の1401万人になり、43年連続で減少しています。特に、若い年齢層で減少が顕著です。これは出生率の低下によるものです。また、人口比率でも11.3%と過去最低です。
  2. 高齢者の割合が増加
    65歳以上の高齢者の割合は29.2%に達し、過去最高です。1950年には4.9%だったので、大きな増加です。これは医療の進歩と平均寿命の延びが影響しています。
  3. 他国との比較
    日本のこどもの割合(人口比率)は他の国と比べて低く、韓国だけが日本より少ないです。
    例)ドイツ 14.0%、中国 16.8%、アメリカ 17.7%、インド 24.9%
  4. 少子高齢化の未来への影響
    こどもの数が減ると、学校や公園が少なくなったり、働く人が減ることで経済にも影響があります。

日本のこどもの数が減少

問いかけ: どうして日本ではこどもが少なくなっていると思う?

回答例: 今の時代、結婚する年齢が遅くなったり、子どもを持つことを選ばない人が増えたりしているんだよ。例えば、学校のクラスで昔はもっとたくさんのこどもがいたけど、今はその頃に比べて少ないから、クラスや学校の数も減ったんだ。」


高齢者の割合が増加

問いかけ:お年寄りが増えると、どんな影響があると思う?

回答例: お年寄りが増えると、介護をする人やお医者さんがもっと必要になるよね。例えば、おじいちゃんやおばあちゃんがもっとたくさんいると、病院ももっと混雑するんだ。


他国との比較

問いかけ: どうして日本と他の国ではこどもの数が違うのかな?

回答例: 国によって生活の仕方や文化が違うからだよ。例えば、インドやアフリカの国々では、こどもをたくさん持つ家族が多いんだ。でも、日本では生活にかかるお金や仕事の影響で、子どもを持たない人が増えているんだよ。日本では家が狭いからこどもをたくさん持つのが難しい、というのも1つの理由だと言う人もいるよ。


少子高齢化の未来への影響

問いかけ: 少子高齢化が進むと、将来どんなことが起こると思う?

回答: 将来、働く人が少なくなると、みんなが一生懸命働かないといけなくなるよね。例えば、スーパーで働く人が少なくなると、レジでの待ち時間が長くなるかもしれないんだ。それに働く人が減ると、会社もたくさんモノを作れない。そうするとあまりもうからない。払う給料も減る。みんながもらう給料が減ると、あまりお金を使えない。こうやって経済の発展ができなくなってしまうから、人口減少はとても大きな問題なんだよ。

【無料オンラインイベント】8/25(日)「第3回 クイズで学ぶ!お金と社会のつながり」
詳しくはこちらまで。


記事作成者

清水 裕矢

株式会社Progress CFO / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 代表理事

学習塾講師等を経て、2006年に外資系産業ガス企業で財務経理・人事総務責任者となる。以降複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。社会・経済探究・金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス -クイズで学ぼう、お金と経済-」を発売。