#2 分かち合いの大切さ(SDGs 02:飢餓をゼロに)

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昔々、花が咲き誇る幸せな村に、リリーという名前の小さな女の子が住んでいました。

リリーはおいしいパンや果物が大好きで、毎日太陽のような笑顔でご飯を頬張っていました。

けれども、村の外れには、食べ物が足りずにお腹を空かせた人たちがいると知っていました。

ある日、青空の下で友達を集めたリリーは、胸に秘めていた想いをそっと打ち明けました。

「おなかがすいている人たちと、私たちのおやつを分け合いましょう。」

友達たちは目を輝かせてうなずき、みんなでふわふわのサンドイッチと甘いフルーツのおやつを作りました。

お菓子の香りをまとって、公園に向かうと、そこには小さなお腹をすかせた子供たちが待っていました。

リリーと彼女の友達は優しくおやつを差し出し、みんなの顔に大きな笑顔の花が咲きました。

その日、リリーは心から知りました。

分かち合いの心が、飢えをなくす力になることを。

それ以来、リリーと友達はいつも手を取り合い、誰もが幸せに眠れる村を守り続けました。