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むかしむかし、ある楽しい世界に、リリーとティミーという仲良しのふたりがいました。
ふたりは色とりどりのおもちゃで遊ぶのが大好きで、どんな小さな出来事でも一緒に笑い合い、いろいろなものを分かち合って暮らしていました。

ある晴れた日のこと。リリーとティミーは、空いっぱいに広がる大きな虹を描こうと決めました。
「男の子も女の子も、なんだってできるよね。だから、みんなが平等で特別なんだってことを、この虹で表そう!」
ティミーは目を輝かせながらそう言いました。

ふたりは筆をとり、赤、青、緑、黄色――ひとつひとつの色に思いを込めながら、にこにこと描き進めていきました。
笑い声が響くたびに、虹の色はますます鮮やかになり、まるで彼らの友情が光になって空を染めていくかのようでした。

やがて完成した虹は、男の子と女の子が力を合わせれば、こんなにも素晴らしいものを生み出せるという証になりました。
それは「みんなが平等で、誰もが大切な存在である」という願いを込めた絵でもあったのです。
そしてこの友情の虹は、楽しい世界に暮らすすべての子どもたちにとって、愛と平等を示す大切なシンボルとなりました。
