

社会・経済検定は小学生から大人まで受検できる11レベルの試験です。
今回は10級のサンプル問題を通じて、楽しみながらお金と社会の基本を学びましょう。
10級[主な対象:小学生(高学年)・中学生]は「経済や社会を学ぶ第一歩」として、お金の歴史や時事問題、商品の値段などから社会とのつながりを理解ます。
社会・経済検定10級サンプル問題
時事問題(アメリカの経済政策)
問題:トランプ大統領が打ち出している「アメリカ第一」の方針の一つとして、2025年春に大きな話題となった経済政策は何ですか?
a. 消費税の引き下げ
b. 外国製品への高い関税の導入
c. キャッシュレス決済の推進
d. ベーシックインカムの導入
正解・解説
b. 外国製品への高い関税の導入
トランプ大統領は「アメリカの工場や仕事をまもろう」と考えています。だから、外国から来るモノに「関税(かんぜい)」という特別なお金をたくさんかけて、値段を高くします。
そうすると外国製品がアメリカで売れにくくなりやすく、アメリカで作ったモノが買われやすくなる、という考え方です。

穴埋め問題(金利)
問題:
【生徒A】最近、銀行の金利がちょっとだけ上がったみたいだよ。
【生徒B】じゃあ、( )と少し増えるってことだね。
【生徒A】そうそう、ちょっとだけだけどね。
【生徒B】でもさ、金利が上がると、家やお店がお金を借りにくくなるんじゃない?
【生徒A】たしかに。借りるときは、前より多く返さなきゃいけなくなるかもね。
a. 財布に現金を入れておく
b. 銀行にお金をあずけておく
c. クレジットカードで買い物する
d. 家の中にお金をしまっておく
正解・解説
b. 銀行にお金をあずけておく
銀行にお金をあずけると、「金利」というしくみによって、すこしずつお金がふえていきます。これを「利子」または「利息(りそく)」といいます。
でも、お金を借りる人にとっては、返す金額が多くなるので「困ること」もあるんですね。

おわりに
いかがでしたか?社会・経済検定10級の問題を解くことで、お金の使い方や社会の仕組みをじっくり考える練習になります。
親子で問題にチャレンジしながら、ぜひ感想や新たに気づいたことを話してみてください。
社会・経済検定のご紹介
社会・経済検定は、小学生から大人まで学び直しにも使える検定試験です。
- 級:エントリー級(はじめて)から1級(大学生・社会人向け)まで11段階
- 対象者:小学生高学年~中学生(低学年はエントリー級)~高校生~大学生・社会人
- 試験形式:級ごとに選択式や記述式、上位級は面接(オンライン二次試験)あり
- 時事問題:最新の社会・経済ニュースを題材に出題
- 学び直し:学校の学習指導要領対応。大人のリカレント教育にも最適
