

社会・経済検定は小学生から大人まで受検できる11レベルの試験です。
今回は10級のサンプル問題を通じて、楽しみながらお金と社会の基本を学びましょう。
10級[主な対象:小学生(高学年)・中学生]は「経済や社会を学ぶ第一歩」として、お金の歴史や時事問題、商品の値段などから社会とのつながりを理解ます。
社会・経済検定10級サンプル問題
グラフ問題(エネルギー)
問題:このグラフは、日本がどれくらい石油や石炭などの「化石エネルギー」にたよっているかを表しています。
「依存度(いぞんど)」とは、どれくらいそのエネルギーにたよっているかをパーセントであらわしたものです。
化石エネルギーには、石油・石炭・天然ガスなどがふくまれます。
では、このグラフからわかることとして正しいものを1つ選びましょう。

a. 日本は化石エネルギーにほとんどたよっていない
b. 日本は化石エネルギーに大きくたよっている
c. 日本ではすべてのエネルギーが水力でつくられている
d. 化石エネルギーのかわりに太陽光だけで生活している人が多い
正解・解説
b. 日本は化石エネルギーに大きくたよっている
グラフを見ると、日本のエネルギーの多くが石油や石炭などの化石エネルギーにたよっていることがわかります。これを減らすために、太陽光や風力などの自然エネルギーをふやす努力が進められています。

4択問題(銀行の三大業務)
問題:【アナウンサー】「ここで地域ニュースです。町の『さくら銀行』では、地域の人からお金をあずかるだけでなく、お店を始めたい人にお金を貸したり、遠くに住む家族へお金を送るサービスも行っています。このように、銀行には『三大業務』と呼ばれる大切な仕事があります。
さて、この三大業務の正しい組み合わせはどれでしょうか?」
a. お金をあずける・お金を貸す・お金を送る
b. お金をあずける・お金を貸す・お金を増やす
c. お金をあずける・お金を守る・お金を送る
d. お金を数える・お金を貸す・お金を送る
正解・解説
a. お金をあずける・お金を貸す・お金を送る
銀行の三大業務は、
① 預金(お金を集めて安全に管理すること)
② 貸出(集めたお金を必要な人や企業に貸して社会を支えること)
③ 為替(かわせ)(離れた人や場所へ安全にお金を送ること)
の3つです。

おわりに
いかがでしたか?社会・経済検定10級の問題を解くことで、お金の使い方や社会の仕組みをじっくり考える練習になります。
親子で問題にチャレンジしながら、ぜひ感想や新たに気づいたことを話してみてください。
社会・経済検定のご紹介
社会・経済検定は、小学生から大人まで学び直しにも使える検定試験です。
- 級:エントリー級(はじめて)から1級(大学生・社会人向け)まで11段階
- 対象者:小学生高学年~中学生(低学年はエントリー級)~高校生~大学生・社会人
- 試験形式:級ごとに選択式や記述式、上位級は面接(オンライン二次試験)あり
- 時事問題:最新の社会・経済ニュースを題材に出題
- 学び直し:学校の学習指導要領対応。大人のリカレント教育にも最適
