前回、前々回は「子ども・子育て支援新制度」について、認定こども園や児童手当拡充についてご紹介しました。

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今回は「利用者支援事業」についてお伝えします。

この制度は、子育てに関する相談や情報提供、必要な支援機関への紹介などを、身近な場所無料で受けられるものです。専門のスタッフが親身になって話を聞いてくれるので、一人で抱え込まずに気軽に相談できます。

利用者支援事業ってどんな制度?

利用者支援事業は、厚生労働省が定める制度で、市町村が主体となって実施しています。具体的には、以下の3つの事業類型があります。

  • 1. 基本型
    地域子育て支援拠点を中心に行う事業です。子育てに関する相談や情報提供、必要な支援機関への紹介など、幅広い支援を受けられます。
  • 2. 特定型
    虐待や不登校などの問題を抱えている子育て家庭を対象とした事業です。専門的な相談や支援を受けられます。
  • 3. 母子保健型
    妊娠中や産後の女性と乳幼児を対象とした事業です。母子保健に関する相談や情報提供、必要な医療機関への紹介などを受けられます。
利用者支援事業で受けられる具体的な支援

利用者支援事業では、以下のような具体的な支援を受けられます。

  • 子育てに関する相談や情報提供
  • 必要な支援機関への紹介
  • 子育てサークルやイベントの紹介
  • 子育てに関する講演会や研修の実施
  • 個別支援計画の作成
  • 訪問支援
  • 一時預かり
  • その他、地域の子育て支援のニーズに応じて
利用者支援事業の利用方法

利用者支援事業を利用するには、お住まいの市町村の窓口に連絡する必要があります。窓口では、利用できる事業内容や相談方法などを教えてくれます。

相談窓口

  • 市町村の子育て支援センター
  • 地域子育て支援拠点
  • 保育所
  • 児童相談所
  • その他、地域の子育て支援に関わる機関
利用者支援事業のメリット

利用者支援事業を利用するメリットはたくさんあります。

  • 無料で相談できる
  • 専門のスタッフが親身になって話を聞いてくれる
  • 必要な情報や支援を受けられる
  • 地域の子育てネットワークに参加できる
  • 一人で抱え込まずに済む
まとめ

利用者支援事業は、子育てをもっと楽に、楽しくするために役立つ制度です。子育てに関する悩みや不安がある方は、ぜひお住まいの市町村の窓口に相談してみてくださいね。

認定こども園については、こども家庭庁サイトもご参考ください。

利用者支援事業について|こども家庭庁

こども家庭庁は、こどもがまんなかの社会を実現するためにこどもの視点に立って意見を聴き、こどもにとっていちばんの利益を考え、こどもと家庭の、福祉や健康の向上を支援し、こどもの権利を守るためのこども政策に強力なリーダーシップをもって取り組みます。