大学受験について学ぼう:大学入試改革のポイント

このシリーズでは、大学受験と大学について詳しくお伝えしていきます。引き続き2025年度入試から導入される新学習指導要領(新課程)について見ていきましょう。

大学入試改革としては2021年度入試から実施されていますが、2025年度入試から、新学習指導要領(新課程)による入試が始まります。共通テストに関する大きな変更点としては「入試教科・科目」の変更と「試験時間」の変更になります。
前回は入試教科の変更点についてお伝えしました。

前回の記事はこちら↓

2025年 共通テストから変わる!新課程対応をチェック!③入試教科の変更点

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今回は「入試教科・科目・試験時間の変更点」についての変更点を見ていきましょう。

重要ポイント

  • 入試教科・科目の変更点
    • 追加項目
      • 社会:新設科目「歴史総合」「地理総合」「公共」
      • 数学:新設科目「数学Ⅱ」「数学B」「数学C」
    • 廃止項目
      • 「簿記・会計」「情報関係基礎」
    • 再編項目
      • 社会科目:必履修科目を含む6選択科目に再編
      • 数学②:「数学Ⅱ」「数学B」「数学C」が1科目に統合
  • 試験時間の変更点
    • 国語:80分から90分へ10分増加
    • 数学②:60分から70分へ10分増加
    • 情報:60分(追加科目)
  • 対策とおすすめアプローチ
    • 情報収集:高校1年生からの情報収集が重要です。
    • 模試と過去問演習:時間調整と試験感覚を養うため、早めの模試受験が推奨されます。
    • 志望校対策:高校1年生から計画的な学習が必要。3年間をかけた戦略的な準備が大切です。

具体的な対策方法

  1. 早期の情報収集
    入試科目の変更点を早めに把握し、力を入れるべき科目を見極めることが重要です。特に社会科目の「歴史総合」「地理総合」「公共」についての学習を高校1年生から始めることで、受験対策に大きなメリットが生まれます。
  2. 模試受験の早期開始
    高校1年生から共通テスト系の模試を受験することで、試験時間感覚を早期に身につけることができます。これにより、試験当日に時間配分のミスを減らし、スムーズに試験を進めることができるでしょう。
  3. 試験時間の調整
    国語や数学の試験時間が増加するため、模試や過去問演習で時間配分の調整を行うことが重要です。特に国語は10分の増加があるため、追加された時間を有効に活用する練習が必要です。
  4. 戦略的な学習計画
    高校1年生からの36ヶ月間で、合格に向けた戦略的な学習計画を立てることが求められます。志望校に応じた科目の優先順位を決め、計画的に学習を進めることで、効率的に力をつけることができます。

さいごに

教科・科目数の増加や試験時間の変更への対策は、早めから取り組むことでメリットが生まれます。高校3年生から共通テスト系の模試を受験する場合と高校1年生から共通テスト系の模試を受験する場合とでは、受験回数の違いにより、試験時間感覚を身に付けられるため、点数の伸びにも関わってきます。そのため、志望校レベルも変わってきているのが現状です。

また、入試科目を早めに知ることで、力を入れるべき科目が見えてきます。国公立大学を目指す場合、高校受験とは違い、科目数も考慮して動く必要があります。3年間つまり高校1年生4月から数えて36ヶ月の期間で合格まで勝ち取りに行く戦略が必要となります。

共通テストは、早めからの対策で大きく伸ばすことができる入試です。1日でも早く取り組むことで学習習熟度が変わり点数アップが期待できることでしょう!

次回は、入試制度について見ていきます!

記事作成者

赤川 聡 (Satoshi Akagawa)

オンライン大学受験予備校 JADE

大学卒業後から現在に至るまで教育業界に従事し、中学受験、高校受験、大学受験部門にて指導。校舎長、新規事業部立ち上げおよび事業部長、執行役員などを経験。長年の指導経験に基づいた、生徒一人ひとりに合わせた指導力が強み。