大学受験について学ぼう:大学入試改革のポイント

このシリーズでは、大学受験と大学について詳しくお伝えしていきます。今回は、2025年度入試から導入される新学習指導要領(新課程)について見ていきましょう。

2025年度からの変更点

2021年度入試から大学入試改革が実施されていますが、2025年度入試からは新しい学習指導要領に基づく入試が始まります。共通テストにおける大きな変更点は次の通りです。

  1. 入試教科・科目の変更
  2. 試験時間の変更

今回は「入試教科・科目」の変更について詳しく見ていきます。

入試教科の変更点

今まで6教科30科目だったものが、2025年度からは7教科21科目になります。主な変更点は、「情報Ⅰ」の科目が追加されることです。

  • 国公立大学:基本的に「情報Ⅰ」は必須科目。ただし一部例外もあります。
  • 公立大学・私立大学:大学・学部によって対応が異なります。

「情報Ⅰ」を学ぶ背景

「情報Ⅰ」は単に受験のためだけではなく、大学では「数理・データサイエンス・AI教育」を全員が履修することが求められています。データ活用やAIの理解は、今後どの分野に進んでも必要不可欠です。今からしっかりと対策をしていきましょう。

名古屋市立大学の例

では、一例として愛知県名古屋市にある「名古屋市立大学」を見てみましょう。東海エリアで人気の公立大学で、特に「人文社会学部」が注目されています。この学部には次の3つの学科があります。

  • 心理教育
  • 現代社会
  • 国際文化
情報科目の受験科目状況

学科ごとに情報科目の扱いが異なります。

  • 心理教育:情報科目必須(共通テスト比率8%)
  • 現代社会:情報科目選択(共通テスト比率20%)
  • 国際文化:情報科目必須(共通テスト比率9.09%)

同じ学部内でも学科によって受験科目の選択が異なりますので、情報科目の得意・不得意や共通テストに占める比率を考慮することが重要です。大学受験の際には必ず大学の公式サイトで詳細を確認しましょう。

さいごに

大学入試改革は、将来の学びと社会での活躍を見据えた重要な変革です。特に「情報Ⅰ」の導入は、デジタル社会において不可欠な知識と技能を養うための一環です。受験生は早めに対策を始め、各大学の入試要項をしっかりと確認することが成功の鍵となります。次回は、入試科目に注目していきます。お楽しみに!

記事作成者

赤川 聡 (Satoshi Akagawa)

オンライン大学受験予備校 JADE

大学卒業後から現在に至るまで教育業界に従事し、中学受験、高校受験、大学受験部門にて指導。校舎長、新規事業部立ち上げおよび事業部長、執行役員などを経験。長年の指導経験に基づいた、生徒一人ひとりに合わせた指導力が強み。