#1 困っている友達を助ける(SDGs 01:貧困をなくそう)

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星がきらめく夜、カラフルな村にティミー、サラ、リリーという仲良しの三人の子どもが暮らしていました。

彼らは他人の喜びを自分のことのように感じ、笑顔を分かち合って生きていました。

言葉にしなくても心でつながる、そんな温かい関係だったのです。

ある日、一人の女の子エマに出会います。

彼女の瞳は遠くを見つめるように寂しげでした。

食べる物も少なく、衣服もすり減っている様子に、三人の心は痛みでいっぱいになりました。

「助けなきゃ」――三人はそう心をひとつにし、すぐに行動を始めました。

ティミーは自分の食べ物を差し出し、サラはお気に入りの服をそっと渡しました。

リリーはエマのそばで優しいお話を語り、エマの心にぬくもりを届けました。

小さな行動が積み重なり、エマの表情にはしだいに笑顔が戻ってきました。

このできごとを通して、子どもたちは大切なことに気づきました。

「困っている誰かがいたら、手を差しのべるのは当たり前。それがほんとうの友だちなんだ。」

心と心がつながる世界を、三人はこれからも信じて歩んでいくと誓ったのです。