

一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会が「算数のつまずき簡易チェック問題」を無料で公開しています。同協会代表理事の湯澤正通先生と理事の野瀨まなみ氏は次のように記しています。
「数や量を把握する認知システムに問題があると、数や量の概念の発達が遅れ、小学校での算数の学習に困難が生じます。まずは「簡易チェック問題」(幼稚園児・小学生対象)に取り組んでいただき、小学校の算数の学習で、どの段階につまずきがあるのか、また基礎の獲得が出来ているのかを確認することができます。つまずきの原因を確認し、その部分の発達を促すことで、困難やつまずきを補い、その後の算数の基礎を作っていくことができます。」

パターン学習で培った算数の力は小学4年生あたりで「カベ」にぶつかる場合があり、それは「算数の基礎」が養われていないことが原因だと考えられます。小学4年生あたりでつまずきが急に発生するのではなく、幼稚園児から小学校低学年期に正しく「算数の基礎」が身についていないからです。脆く築かれた「基礎」の上に、たくさんの問題を解くことで「慣れさせてテストの点数を取る」ことは根本的な学習アプローチではないと私たちは考えます。この「つまずき」は、読解力と合わせて「算数の文章題」でもたびたび起こります。
このチェック問題は、個人情報の登録など「なし」でお試しいただけますので、ご利用されることをお薦めします。推奨年齢及び学年は、5歳~小学校低学年です。

算数の基礎定着・つまずき 簡易チェック問題 | 一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会
簡易チェック問題に挑戦することで、小学校の算数の学習で、どの段階につまずきがあるのか、また基礎の獲得が出来ているのかを確認することができます。
記事作成者

秦 有樹
株式会社Progress CEO / 株式会社インフィニットマインド 代表取締役
大学卒業後から現在に至るまで民間の教育機関で講師、フランチャイズ事業、総務、マーケティング、教材開発など幅広く職務に従事する。
2023/9/11 「ワーキングメモリを鍛える ながら脳トレ30」を出版。(4書店でビジネス書部門売上No.1を獲得)