国語を得意にするうえで最も重要なこととは何でしょうか?
それは、最後まで文章を読みきることです。国語の読解問題では、文章の内容を正しく読み取り、設問に正しく答えることが求められるからです。しかしすべての受験生が読解問題を解くときに、ちゃんと最後まで文章を読んでいるでしょうか?
実際、私がこれまで会ってきたお子さんのうち、国語が苦手な子の約半数以上は、文章を最後まで読まずに設問に答えていました。そういう子たちがどうやって答えを出しているかというと、傍線部分の付近だけを探して答えらしきものがあればそれを選び、そこで見つからなければ「なんとなく」で答えを選んでいるのです。

東洋経済オンライン「国語が苦手な子ども」が音読で激変する納得理由
https://toyokeizai.net/articles/-/462590

「学びの基礎体力」を育むことに取り組む私たちの長年の経験からも賛同します。「読み」の基本は音読にあります。

私たちのオンラインレッスンでは、記事にある「周囲を気にせず」声に出して高速音読をするなど工夫をしており、音読を軽視せず、毎回必ず取り組んでいます。子どもたちの学力と向き合う大人が軽視してはならない取り組みであると考えます。

記事作成者

秦 有樹

株式会社Progress CEO / 株式会社インフィニットマインド 代表取締役 / 株式会社学研エデュケーショナル 取締役 / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 理事

大学卒業後から現在に至るまで民間の教育機関で講師、フランチャイズ事業、総務、マーケティング、教材開発など幅広く職務に従事する。
2023/9/11 「ワーキングメモリを鍛える ながら脳トレ30」を出版。(4書店でビジネス書部門売上No.1を獲得)