ワーキングメモリ
ことば・語彙力【つまづき】

ことば・語彙の習得において「つまずき」が気になる方も多いでしょう。
ここでは「つまずき」について、一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会理事の野瀨さんが解説をします。
まず、こどもの学校の宿題をしている姿や日常生活の様子を思い浮かべてみてください。
• 音読のとき、何度読んでも文章の読み間違いが多く、読みがたどたどしい
• 言葉の言いまちがいが多い
• お話はスムーズにできるけど文字の読み書きができない
• しりとりなどのことば遊びが苦手
• 拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」)、促音(小さい「っ」「ッ」)などの特殊音を含む言葉の読み書きができない、伸ばす「ー」の場所が異なる

上記のような課題がなければ問題ないのですが、上記に該当する場合、言葉とかな文字の習得において重要な役割を果たす「ワーキングメモリ」と認知機能である「音韻認識*」の発達のいずれか、または両方の働きが遅れている可能性があります。
幼少期の「聞く・話す」と言った幼児期の「聞く・話す」は、耳から情報を入れることで直接言葉の数を増やし、ワーキングメモリと音の意識「音韻認識」の発達を促し、音と文字を一致させるなどといった就学後の「読み・書き」の基盤を作っています。
※「音韻認識」とは、言葉がどのような音でできているのかを認識し、それらの音を操作することです。

「ワーキングメモリ」「音韻認識」の2つの力の発達を促すことが、新しいことば・語彙の獲得、そしてその先の文章の読み、漢字の読みなどをスムースにしていくのです。

小学校入学後に文字の読み書きの学習が始まりますが、小学校入学以前は耳で音を聞いてことばを学びます。「音韻認識」が正しくできることが「つまずき」を防ぐ第一歩となります。そのうえで、言葉の意味を覚えて、自分で使えるようになることで、ことば・語彙の獲得がスムースになります。

こそだてまっぷGakken「語彙力」
note「特殊音の読み書きが苦手な子どものためのトレーニング」

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「ムダづかいはやめなさい。」
みなさん、言われたことも言ったこともあるのではないでしょうか。もちろん、ムダづかいは良いことではありませんし、やめたほうが良いのはみなさんもご理解のとおりです。
でも、「ムダづかい」とはなにか?は人によって変わります。

こどもにとっては「どうしても欲しいもの」「ムダじゃない」と思うものも、親からすると「またムダづかいして!」と言いたくなるお金の遣い方はあります。ひょっとしたら、こどもから見て「ムダづかい」と思うような、大人のお金の遣い方もあるかもしれません。

「ムダづかい」の定義を親子で一致させておけば、お金の遣い方で親子が衝突することも少なくなるのではないでしょうか。

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福岡県久留米市にある名門私立中学校である久留米大学附設中学校の国語科の入試問題では、「聞き取り問題」が出題されています。これは、先生の話をしっかり聞き取ることができる生徒に入学してほしいという学校のスタンスであり、また、趣旨を次のように掲げています。
入試は「文字言語」に偏った試験であるので、「黙読・速読による記述」に傾くのは仕方がないが、「音声言語による受容と表現」も国語教育から欠落させてならないのは自明である。
本校では、面接試験がなく、「話す力」を直接試すことはできないので、「聞く・書く」という形で「聞き取り」を考えるのは、本校の国語入試における言語世界の拡大を意図する。

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