OECD加盟国ワースト3… 日本は教育費にお金を使わなすぎ?
OECD加盟国ワースト3... 日本は教育費にお金を使わなすぎ?
ベアちゃん: どうして日本はぼくたちの教育にもっとお金を使わないんですか?ほとんどが高齢者向けに使われていると聞いたんですが、それって不公平じゃないですか?
ブルさん:確かにそう感じるよね。実際、日本では高齢者向けの社会保障や医療にお金が多く使われていて、教育に使うお金が少ないんだよ。OECDのデータでも、日本は教育への投資が下から3番目なんだ。
ベアちゃん: それはびっくりです。どうしてお年寄りにそんなにお金を使うんですか?
ブルさん: 高齢化で、お年寄りが増えてるからだよ。だから社会保障費が増えて、全体の7割以上が高齢者向けになってるんだ。
ベアちゃん: でも高齢化しているスイスでは、日本の2倍も教育にお金を使ってるらしいですよ。
ブルさん: そうだね。少子高齢化は日本だけじゃなく、世界で起こっていることだよね。だから、理由は高齢化だけじゃないってことだ。
ベアちゃん: 日本はお年寄りにお金を使いすぎて、教育が後回しになっているんですね…。それに、大学にかかるお金も多いって聞きました。これはどうですか?
ブルさん: 日本の家庭は大学費用の半分くらいを負担してる。OECD平均は19%だから、日本の負担はすごく大きいよ。
ベアちゃん: 何にどれだけお金を使うか、は国もおうちも一緒の問題なんですね。
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ピーちゃん:日本は高齢者への支出が多く、教育に使うお金が少ないという問題があります。他の国の例を見てみても、教育に投資することが未来の社会に貢献し、出生率の向上にもつながります。こどもたちがしっかりと学び、成長するための教育投資が必要ですよね。
ことば・語彙力【つまづき】
ことば・語彙の習得において「つまずき」が気になる方も多いでしょう。
ここでは「つまずき」について、一般社団法人ワーキングメモリ教育推進協会理事の野瀨さんが解説をします。
まず、こどもの学校の宿題をしている姿や日常生活の様子を思い浮かべてみてください。
• 音読のとき、何度読んでも文章の読み間違いが多く、読みがたどたどしい
• 言葉の言いまちがいが多い
• お話はスムーズにできるけど文字の読み書きができない
• しりとりなどのことば遊びが苦手
• 拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」)、促音(小さい「っ」「ッ」)などの特殊音を含む言葉の読み書きができない、伸ばす「ー」の場所が異なる
上記のような課題がなければ問題ないのですが、上記に該当する場合、言葉とかな文字の習得において重要な役割を果たす「ワーキングメモリ」と認知機能である「音韻認識*」の発達のいずれか、または両方の働きが遅れている可能性があります。
幼少期の「聞く・話す」と言った幼児期の「聞く・話す」は、耳から情報を入れることで直接言葉の数を増やし、ワーキングメモリと音の意識「音韻認識」の発達を促し、音と文字を一致させるなどといった就学後の「読み・書き」の基盤を作っています。
※「音韻認識」とは、言葉がどのような音でできているのかを認識し、それらの音を操作することです。
「ワーキングメモリ」「音韻認識」の2つの力の発達を促すことが、新しいことば・語彙の獲得、そしてその先の文章の読み、漢字の読みなどをスムースにしていくのです。
小学校入学後に文字の読み書きの学習が始まりますが、小学校入学以前は耳で音を聞いてことばを学びます。「音韻認識」が正しくできることが「つまずき」を防ぐ第一歩となります。そのうえで、言葉の意味を覚えて、自分で使えるようになることで、ことば・語彙の獲得がスムースになります。
こそだてまっぷGakken「語彙力」
note「特殊音の読み書きが苦手な子どものためのトレーニング」
「ムダづかい」とは何か?親子で一緒に考えよう
「ムダづかい」とは何か?親子で一緒に考えよう
「ムダづかいはやめなさい。」
みなさん、言われたことも言ったこともあるのではないでしょうか。もちろん、ムダづかいは良いことではありませんし、やめたほうが良いのはみなさんもご理解のとおりです。
でも、「ムダづかい」とはなにか?は人によって変わります。
こどもにとっては「どうしても欲しいもの」「ムダじゃない」と思うものも、親からすると「またムダづかいして!」と言いたくなるお金の遣い方はあります。ひょっとしたら、こどもから見て「ムダづかい」と思うような、大人のお金の遣い方もあるかもしれません。
「ムダづかい」の定義を親子で一致させておけば、お金の遣い方で親子が衝突することも少なくなるのではないでしょうか。