本日ご紹介する動画は、さまざまなロボットを開発してロボティクス分野の最先端を走っているBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス社)の動画です。

これは、荷運び用に開発されているモデルで、荷物の山の手前に設置されたマーカーを頼りに移動し、首についたロボットアームで箱を持ち上げ、器用にパレット上へと移動させています。なお、この箱の重量は約5kgですが、最大15kg程度までの荷物を扱えるように設計されているようです。

こちらのロボットの動画をお子様と一緒にご覧いただき、お子様から「役立つロボット」のアイデアを引き出すことで意外な一面が垣間見えるかもしれません。 眠たい、お腹がすいた等の動物としての本能がないこのようなロボットが、夜中作業することになれば、人間が夜中に作業することはなくなります。ロボットにできることはロボットにしてもらうような設計が今後ますます必要になることでしょう。

この動画は、「協働的な学び」の一環としてご兄弟姉妹や学校等でも教材として活用ができるのではないでしょうか。

「協働的な学び」とは、「同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと」とされており、多様な他者とともに持続可能な社会を創っていくための資質・能力を育成する学びです。

詳細は文部科学省「教育課程部会における審議のまとめ」(PDF)を御覧ください。

「不便に思っていること」や「人が困っていること」を中心に考え、世の中に役立つためにどのようなロボットを開発するかについて、自分なりのアイデアを持ち、他者と協働で考える機会を持つことは価値のあることだと思います。


記事作成者

秦 有樹

株式会社Progress CEO / 株式会社インフィニットマインド 代表取締役 / 株式会社学研エデュケーショナル 取締役 / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 理事

大学卒業後から現在に至るまで民間の教育機関で講師、フランチャイズ事業、総務、マーケティング、教材開発など幅広く職務に従事する。
2023/9/11 「ワーキングメモリを鍛える ながら脳トレ30」を出版。(4書店でビジネス書部門売上No.1を獲得)