厚生労働省の『e-ヘルスネット』には、子どもの睡眠について詳しく書かれています。
詳しくは以下のページをご覧ください。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-007.html
小児の睡眠不足や睡眠障害が持続すると、肥満や生活習慣病(糖尿病・高血圧)、うつ病などの発症率を高めたり症状を増悪させたりする危険性があります。適切に対処していくには「早起き・早寝」という基本的な生活習慣から見直すことが必要です。
(中略)
「早寝・早起き」ではなく「早起き・早寝」から始めましょう。まず1週間、頑張って早起きをさせましょう。そして歯磨きでもしながらベランダに出て日光を浴びる。それが無理なら窓辺で顔を戸外に向けるのでも結構です(室内方向を見てしまうと体内時計の時刻合わせには不十分です)。
1~2週間ほども続けると子どもたちの体内時計は徐々に朝型に変わり、早起きの辛さは減ってきます。
『眠気のためにもうろうとして授業に集中できず、学習障害や注意欠陥多動性障害などの発達障害と間違われてしまったケースもあります。』
とも書かれており、私たち現場で子どもたちと接している者として心当たりがないとは言えません。
人生100年時代を生きる長い、長い人生の始まりです。周囲の大人によるサポートにより、まずは「早起き」からはじめて生活習慣を整え、健やかな心と体の成長を促していくことが大切だと思います。
記事作成者
秦 有樹
株式会社Progress CEO / 株式会社インフィニットマインド 代表取締役
大学卒業後から現在に至るまで民間の教育機関で講師、フランチャイズ事業、総務、マーケティング、教材開発など幅広く職務に従事する。
2023/9/11 「ワーキングメモリを鍛える ながら脳トレ30」を出版。(4書店でビジネス書部門売上No.1を獲得)