「非認知能力」とは、粘り強く取り組む力や、内発的に物事に取り組もうとする意欲など、子どもの将来や人生を豊かにする一連の能力のことで、「心のOS(オペレーティングシステム)」とも言われています。

詳しくは以下のページをご覧ください。

非認知能力とは?幼児期の教育が人生に影響⁉子どものために親ができること

世界では今、幼児教育や子育てシーンで新しい概念が生まれつつあります。それは非認知能力。 日本ではまだそれほど馴染みのない言葉ですが、海外では徐々に幼児期教育に取り入れられています。 ここでは、非認知能力を図で解説。『未来の社会で子どもがより豊かな⼈⽣を過ごすために』子育て中のパパ、ママに向けて非認知能力を解説します。

一方、「認知能力」とは、IQや学力テスト、偏差値などのように点数や指標などで明確に認知できるものです。

子どもがより良い人生を歩むうえで、これまで重視されてきたIQや学力などの「認知能力」よりも、「非認知能力」の影響力がより大きいことが明らかになりつつあります。子どもの幸せを願う私たち大人にとって、最重要キーワードと言えるでしょう。

国立教育政策研究所は「社会情緒的(非認知)能力」は、小学校から中学校への接続において、学校生活や心身の健康を支える役割を持ちうる、と公開しています。

また、ポール・タフ著の「私たちは子どもに何ができるのか」には以下のように書かれている箇所があります。

  • 「非認知能力」は教えて身につくものではなく、子どもを取り巻く環境の産物である
  • その環境による影響のなかで子どもの発達を最も左右するのはストレスなのだ
「私たちは子どもに何ができるのか」 ポール・タフ著

子どものストレスを過度に意識して、優しくすることではなく、子どもが熱中していること、楽しんでいることを大切にすることが、私たちにできる第一歩である、と考えます。

記事作成者

秦 有樹

株式会社Progress CEO / 株式会社インフィニットマインド 代表取締役 / 株式会社学研エデュケーショナル 取締役 / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 理事

大学卒業後から現在に至るまで民間の教育機関で講師、フランチャイズ事業、総務、マーケティング、教材開発など幅広く職務に従事する。
2023/9/11 「ワーキングメモリを鍛える ながら脳トレ30」を出版。(4書店でビジネス書部門売上No.1を獲得)