1. 物価上昇の続行
    2月の消費者物価指数は前年同月比で2.8%も上がった。
  2. 政府の努力とその結果
    政府が電気やガソリン代の上昇を抑える政策を継続しているが、1年が経過し、その効果が薄くなってきた。
  3. 食品とエネルギーの価格動向
    円安の影響で、食品は特に高くなりやすく、エネルギーの価格も変動が大きい。
  4. 観光業界の回復
    コロナウィルスからの回復や円安による外国人旅行客増加などにより観光需要が戻ってきて、宿泊料などが大きく上がっている。

物価上昇の続行

問いかけ: 物価が上がるってどういうことかわかる?

回答例: 物価が上がるというのは、お店で売っているモノの値段が高くなることを意味するよ。同じお小遣いでも、前より少ない物しか買えなくなっちゃうんだ。


政府の努力とその結果

問いかけ:政府が電気やガソリン代を安くしようと対策をしているのはなぜだと思う?

回答例: 物価が上がって、みんなの生活が苦しくなりすぎないように、みんなが快適に生活できるようにするためだよ。でも、日本だけじゃなく、海外での出来事などいろんな理由で効果がすぐには現れないこともあるんだ。


食品とエネルギーの価格動向

問いかけ: うちの電気代やガソリン代、前に比べて高くなったと思う?

回答例: ※大体1ヶ月どれくらい電気代がかかっているのかを、ぜひお子さまにお伝え下さい。きっとお子さまの予想は実際より結構少ない額を答えるはずです。


観光業界の回復

問いかけ:最近、ホテルなどの宿泊料がすごく上がっているんだけど、なぜだと思う?

回答: コロナウィルスの流行が収まってきたり、外国人旅行客が増えてきているから、値段を上げても泊まってくれる人がたくさんいるんだ。こんなことを「需要と供給」というんだよ。「需要と供給」ということばを調べてみよう。


記事作成者

清水 裕矢

株式会社Progress CFO / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 代表理事

学習塾講師等を経て、2006年に外資系産業ガス企業で財務経理・人事総務責任者となる。以降複数企業にて財務経理責任者やCFOを歴任。現在も複数企業の会計アドバイザー等を務める。こどもの金融リテラシー講座 CA$H! 講師/カリキュラム・テキスト作成。
2023年11月30日に「キッズノミクス -クイズで学ぼう、お金と経済-」を発売。