【第12話】織田信長をしのぶ

前回、織田信長が明智光秀の裏切りにより自害したことを書きました。今回は、本能寺阿弥陀寺を紹介します。

まず、本能寺はあの「本能寺の変」で有名なお寺です。しかし、本能寺の総門にはいつもの漢字ではなく、「能」の右側が「去」になっています。それはなぜなのでしょうか。

実は、本能寺は本能寺の変以外にも何回も火災に見舞われていました。なので「火(ヒ)が去るように」という願いを込めて、「能」の字の「ヒ」の部分を「去」に変えたといわれています。

本能寺の変で自害した織田信長でしたが、現場からは織田信長の遺体は見つかりませんでした。
ですから、明智光秀は「織田信長を討った決定的な証拠」を見つけられず、追い込まれることになりました。

織田信長の首は、一説によると阿弥陀寺のお坊さんの清玉上人が本能寺から持ち帰ったといいます。
なので阿弥陀寺には織田信長の墓があり、本能寺の変で亡くなった人たちを供養しています。

この記事を書いたのは…

竹千代

小学6年生。小学校低学年のときに歴史漫画「徳川家光」を読み、特に戦国時代に関心を持つようになる。
魅力的な戦国武将がたくさんいる中で、最初に読んだ徳川家光の祖父、徳川家康が自分に何かが合っていると直感で感じた。