【第15話】豊臣秀吉をしのぶ

前回は、朝鮮出兵や豊臣秀吉の死について書いたので、今回はそれにゆかりのある2つの城を紹介します。

1つ目は名護屋城です。名護屋城は朝鮮出兵の拠点としてつくられた巨大な城です。

現在は石垣が残っていますが、その高く大きな石垣を見ると豊臣秀吉の力の大きさを見せつけられているような気さえしてきます。

竹千代

石垣だけでもすごいのに、ジオラマを見るとその石垣の上にさらに建物があったり、天守閣があったりして、これが天下統一をなしとげた人の力なのかと感心しました。

2つ目はあの有名な大阪城です。

大阪城は豊臣秀吉が本拠地とした城です。

豊臣秀吉が亡くなり、しばらくして豊臣氏が滅亡すると、大阪城は徳川氏のものになりました。そして、江戸幕府2代目将軍徳川秀忠が豊臣時代の大阪城を埋め、その上に徳川時代の大阪城をつくりました。ですので、今の石垣は徳川時代のものです。

その後、徳川時代の天守閣が焼失すると、昭和にようやく3代目の天守閣がつくられました。この天守閣が戦争を耐え抜き、いまでは大阪のシンボルとして愛されているのです。

この記事を書いたのは…

竹千代

小学6年生。小学校低学年のときに歴史漫画「徳川家光」を読み、特に戦国時代に関心を持つようになる。
魅力的な戦国武将がたくさんいる中で、最初に読んだ徳川家光の祖父、徳川家康が自分に何かが合っていると直感で感じた。