『教育の効果-メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化-(図書文化)ジョン・ハッティ著』は、膨大な量の論文を整理してまとめられています。

この本のページ数は422ページに及ぶため、今後もご紹介をさせていただきますが、本日は、「学力に影響を与える家庭要因」について、以下に引用します。

家庭要因のうち学力に影響を与えるのは以下のようなことである。

  • 保護者が子どもに期待と希望をかけること。
  • 保護者が、学校で教えられている内容を理解したり学校関係者と意思疎通するための言語知識をもっておくこと。
教育の効果-メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化
ジョン・ハッティ

繰り返しますが、膨大な量の論文を整理したうえで、「学力に影響を与えるもの」としてデータ抽出されたものが上記のたった2つなのです。

研究により明らかになった先人の知恵や経験を私たちはありがたく頂戴して、こどもたちのために生かしていきたいものです。

記事作成者

秦 有樹

株式会社Progress CEO / 株式会社インフィニットマインド 代表取締役 / 株式会社学研エデュケーショナル 取締役 / 一般社団法人こども未来投資プロジェクト 理事

大学卒業後から現在に至るまで民間の教育機関で講師、フランチャイズ事業、総務、マーケティング、教材開発など幅広く職務に従事する。
2023/9/11 「ワーキングメモリを鍛える ながら脳トレ30」を出版。(4書店でビジネス書部門売上No.1を獲得)