寺子屋で活用されていた学習方法
今日は、江戸時代に寺子屋で活用されていた学習方法をご紹介します。
まず【素読(そどく)】です。
これは、意味が分からなくても声に出して読み上げ覚え込む、という学習方法です。
素読の後は【返読(へんどく)】です。
教師の横で繰り返し音読し、おさらいするという学習方法です。
仕上げは【独読(ひとりよみ)】です。
自習し、読書力を積むという学習方法です。
素読の際には意味が分からないとついつい投げ出してしまいそうですが、意味が分からなくても覚え込むというのは大切なことです。何度も何度も音読をしながら意味を推測することで、後に意味を学んだ際の情報の入り方がよりスムースになるでしょう。
このように、まずは音読を通して覚え込み、先生の指導の下、復習をして自習により身につけるという流れはいまも大切な学習方法です。
記事作成者
秦 有樹
株式会社Progress CEO / 株式会社インフィニットマインド 代表取締役
大学卒業後から現在に至るまで民間の教育機関で講師、フランチャイズ事業、総務、マーケティング、教材開発など幅広く職務に従事する。
2023/9/11 「ワーキングメモリを鍛える ながら脳トレ30」を出版。(4書店でビジネス書部門売上No.1を獲得)